編集後記(2010年3月5日) |
ボルボのフルオートブレーキシステムの試乗会に行ってきた。各媒体2回ずつ試すことができ、Car Watchは4番目だったのだが、我々の2走目でなんとダミー人形に接触。周りで撮影していた他媒体のスタッフからも動揺の声が上がった。なにしろ、それまではすべて問題なく停車して、安心しきっていたからだ。1人などダミー人形のすぐ後ろでカメラを構えているような状況だっただけになおさらだ。 最近ではこうした最新技術が次々と投入され、それらが正しく機能することが当然だと思ってしまっている。だから、この接触は、なにか自分の中にあった過信を見つめ直させるものになった。 といっても「だらかこの技術は使い物にならない」という意味ではない。それまでの、ボルボスタッフによる試走も含めれば8回は問題なく停車したわけだ。つまり約89%の事故を防いだことになる。もちろんすべての事故が正面からの追突ではないわけだが、それでもこの数字は十二分に評価できるし、1日も早く実用化すべき。ただしその際には、今回のようにうまく作動しないことがあるということを、明確に説明する必要はあるが。でもこれくらいの精度の方が、過信しすぎないで丁度よいのかも知れない。 |
瀬戸 学 |
一昔前、R32 TypeMに乗っていました。しかも4ドア。平成4年式の後期モデルで、色はその象徴であるガンメタ。 学生時代にローンを組んでから、なんだかんだ車検を4回通しました。自分的にはかなり愛着を持っていたのですが、購入後、数年経って事故車だと判明したときはショックきわまりなかったなあ。ジャッキアップポイントにはフレーム修正機の噛んだ痕、右側面の半分から下は板金塗装の痕……。中古車屋の店員さんには「無事故車で最高のコンディションですよ」なんて説得され、その気になって買ったのに、そのざまです。 事故車が一概にわるいわけではございません。しっかり直っているのであれば無事故車よりも比較的安く購入できるわけですし。問題はそれを知って買うか、知らないで買うかってことですよ。 とまあ、愚痴の1つもこぼしたくなるわけですが、あのR32 TypeMにはクルマのイロハを教えてもらった気がします。足まわりやホイール、マフラーを交換してみたり、タワーバーや発砲ウレタンでボディー補強をして、「ああ、クルマってこんなパーツでこんなに変わるんだ」と勉強させてもらいました。ときにはエンジンブローなんてこともありましたが(汗)、今となってはよい思い出です。 |
小林 隆 |
(作業中) |
田中真一郎 |
3月になった。まだ、春という実感はないが、そのうち春めいてくるのだろう。春になったらスタッドレスタイヤを夏タイヤに履き替える必要があるが、そのタイミングの見極めが難しい。奥只見に行くべきか行かないべきか、それが問題だ。 |
谷川 潔 |