編集後記(2010年12月24日)

 早いもので、2010年の編集後記はこれで最後になります。

 思い返せば、今年も多数の新車が発売されました。日産「マーチ」、トヨタ「ヴィッツ」、ホンダ「フィット」、ダイハツ「ムーヴ」などによる燃費競争も激しいものでしたし、走って楽しいスズキ「スイフト」、ホンダ「CR-Z」、フォルクスワーゲン「ポロ」が登場したのも今年。

 そうそう、電気自動車の日産「リーフ」が登場したのもつい先日のことでしたし、日産からは「ジューク」「エルグランド」「セレナ」「フーガ ハイブリッド」など、これでもかってくらい新車が発売されたのが印象深いっすね。

 その中でも、個人的に「GT-R」2011年モデルのインパクトは強く、その運動性能の強烈さに新車価格800万円オーバーも安く感じてしまったものです。あれにR32 GT-Rで勝つなんて言っていた自分が恥ずかしい……。っていうか、何でどう勝ちたかったのかもよく分からないですけど。

 来年は自動車業界にとってどのような年になるのでしょうかね。今から楽しみです。

 さ、今日はクリスマス・イブなので早く帰ろう。いや、誰かが待っているからではなく、ただ単に気持ちがわるのでwww

小林 隆


 今年最も感動したクルマは「MINI E」。なにもそこまでと言いたくなるくらいのバカ加速にトルクステア、さらに“カックン”回生ブレーキ。スターレット・ターボ(EP71)なんてのを思い出しちゃいましたよ。悪口じゃありませんよ。楽しかったんです。これで毎日生きていけって言われたら困りますけど。

 感動グルマその2は「ゴルフTSIトレンドライン」。SOHCにシングルターボと、これまたどことなく懐かしいスペック。でも、実に現代的かつ(信じられないことに)楽しいハッチバックサルーンでして、“ゴルフなんてフツーすぎてヤダ”的スノビズムをあざ笑う無敵のブレッド&バターぶりに完敗でした。

 キリのいいとこでその3くらいまでにしておきましょうか。「C5 1.6 エクスクルーシブ」でしょやっぱ! ダウンサイジングが流行るずっと前からシトロエンはエンジン小さすぎますから! しかもその限られたエンジンパワーの一部を、自らの体を支えるのに使っちゃう贅沢さ加減。やっと本当の自分を思い出してくれたんですね(涙)。クルマの買い替えを検討していた頃にこれが出てたら、いろんな反対を押し切ってイっちゃってましたねきっと。

 よいお年を。来年も楽しいクルマがいっぱい出ますように。

田中真一郎


 2010年最後の編集後記。今年も休日上限1000円のため、土日祝日は激しい渋滞があちこちで起こっていました。来年度(2011年4月からになるのか?)は、平日は上限2000円となるようで、当初の試案どおりであれば、大都市圏の別料金を考えると都内に住んでいる人にとっては、休日も平日も料金はほとんど変わらなくなりそうです。

 これで、少しでも分散が起き、渋滞が緩和されることを期待します。後は乗り降り自由とかになると、さらなる分散が起きて、より楽ちんになるかも。休日1000円、平日2000円のどちらも、ポリシーなく行っているようなのが気になりますな。地方のJRの長距離列車は、結構厳しいところに追い込まれるのではと思っています。JR北海道、JR九州は大丈夫なのだろうか。

谷川 潔