編集後記(2012年11月16日)

 (作業中)

小林 隆


 (作業中)

田中真一郎


 いよいよ発売となったスバルの新型「フォレスター」。スバルと言えば「ぶつからないクルマ?」でおなじみのEyeSight装備車が人気となっていましたが、これまでの新型車ではなぜか一部グレードにEyeSightのつかないものがあったりと不思議なグレード構成となっているものがありました。そのときにスバルからよく説明されたのが「EyeSightは統合制御を行うため数多くのテストを必要とする。そのため新車の搭載には時間がかかる」というもの。レガシィの直噴ターボ車に当初EyeSightが設定されなかったのもエンジンやサスペンションが異なるためですし、STIのコンプリートカーに設定されていなかったのもサスペンションが異なったものになっているためです。

 ところが今回の新型フォレスターは、新型車にもかかわらずEyeSightを最初から搭載。同時に発表されたSTIのレガシィ tSもEyeSight搭載車となりました。これはEyeSightの開発速度・開発効率が向上したことをうかがわせるもので、今後どれだけEyeSight搭載車が広がるか楽しみです。

 できればこの技術を外販するなどして、大型自動車すべてにこのような機器が付き、万が一の事故が少しでも減少するよう、また起きた際の被害も少しでも減少するよう望みたいところです。

谷川 潔