【東京オートサロン2009】
カスタムチューニングカーが多数出展
パーツメーカーやタイヤメーカーなどのブース紹介

1月9日~11日
幕張メッセ


 千葉県の幕張メッセで開催中の「東京オートサロン2009」。国内自動車メーカーが出展している主なカスタムカーはすでに別記事で掲載しているので、ここではチューニングパーツメーカーやタイヤメーカーなどのブースから主なものを紹介する。

マインズ
 ROMチューンの老舗として有名なマインズブースには、R35 GT-Rが展示されていた。カーボン製のフロントスポイラーやグリル、カナード、エアインテークダクトを装備し、足まわりにESTAフルスペックサスペンション、マフラーはチタン製などトータルで上品な仕上がりを見せている。

 

HKS関西サービス
 HKS関西サービスは、ワーカム北海道において326.2km/hを記録したR35 GT-Rを展示。この車両は同社がGT-Rの運動性能を大幅に向上させるために、必要な商品をパッケージ化した「R35 GT570」を組み込み、馬力を570PSまで引き上げている。

 

橋本コーポレーション
 橋本コーポレーションブースは、同社がドイツの各サーキットでテストを重ねて完成させた「KW SUSPENSION」を組んたR35 GT-Rを展示している。ガルウイング化され、他のR35 GT-Rとは一線を画したヨーロピアンテイストに仕上がっている。

 

無限
 無限ブースではNSXとシビックのコンセプトモデル「MUGEN RR CONCEPT」が目立っていた。NSXベースの「MUGEN NSX RR」は究極のロードゴーイングマシンを目指して作られたモデル。V6エンジンを縦置きにし、1950mmまで全幅を拡張したワイドボディが目を引く。シビックベースの「Honda CIVIC MUGEN RR ADVANCED CONCEPT」はボディの至る所をカーボン化し、ノーマルのTypeRと比べて175kgの軽量化に成功。エンジンも2.2リッター化し260PSを発生している。

 

CAR MAKE T&E
 エアロパーツメーカーのCAR MAKE T&Eブースでは、昨年のD1でソアラで活躍していた上野高広選手の新型マシンがお目見え。新型車両はBMW E92 3シリーズクーペ(335i)がベースでマシン名称は「VERTICE DESIGN D1 BMW TE382 Racing Performance」。2009年度の活躍が期待される。

 

D1
 PROFESSIONAL DRIFT D1 GRAND PRIX SERIES(D1)のオフィシャルブースには、D1に参戦している車両を展示。なかでも昨年までランサー エボリューションIXで活躍していたYUKE'SチームオレンジのYUKE'Sクスコ チームオレンジ ランサー(CT9A)は、エンジンを横置きから縦置きにレイアウト変更したFRマシンなので、来場者からも多くの注目を集めていた。

 

Tryforce company
 軽カー、コンパクトカーのチューニングを得意とするTryforce companyブースはジムニーを展示。ツインチャージャーキットやスロットルチャンバー、駆動系パーツなど車検対応のカスタムチューンを見ることができる。そのほかにもスイフトを展示している。

 

NATS 日本自動車大学校
 自動車に特化した学校法人、NATS 日本自動車大学校のブースにはカスタムカー製作を通じて自動車ボディーの基本構造を学ぶカスタマイズ科の学生が製作した車両を展示している。燃料高騰・大気汚染問題に対応するためガソリンを一切使用しないBDF(バイオ・ディーゼル・フューエル)を使用した、パジェロベースのコンボイモデル「NATS Ecologist」や、R35GT-Rをモチーフにデザインしたカプチーノベースの「NATS GT-K」など、ユーモアあふれる作品を多数展示している。

 

RE雨宮
 ロータリーチューンの老舗、RE雨宮ブースでは、コンセプトモデルながら新型エアロ「幻気」をまとった「幻気-7(RX-7)」や、ストリートからサーキットまで幅広く楽しめる仕様の「NEW ストリート爆走エイト(RX-8)」などを展示。

 

スーパーオートバックス大宮バイパス
 スーパーオートバックス大宮バイパスのブースでは、アグレッシブなエアブラシ塗装が目を引くオートバックスセブン独自開発のスポーツカー「我来也」(ガライヤ)ベースの「Fuel Bank Evo スーパーガライヤ」を展示。また、バッファローがリリースする、自動車に帯電した静電気を中和し完全燃焼により近付け、自動車本来の性能を発揮させると言う「フューエルバンクEVOII」の販売も行っている。

 

きゃらナビ+EST
 きゃらナビ+ESTのブースに飾られているのは、ナイトライダーに登場したナイト2000。+ESTがユニバーサルスタジオから公認を受けたオリジナルエアロを装着する。室内にはK.I.T.T.の声優を担当した、野島昭生氏の音声ガイド機能付きカーナビゲーション「きゃらナビ CNS-2000NA」を装備。

 

IMPUL
 IMPULブースでは、昨年のSUPER GTに出場した「CALSONIC IMPUL GT-R (08 model)」や、フォーミュラニッポンに出場している「LAWSON TEAM IMPUL #1号車」といったレーシングマシンが見られる。そのほかにもIMPUL仕様のフェアレディZ(Z34)やムラーノ、シルフィ、ティーダなどもあった。

 

NGK
 プラグメーカーのNGKブースでは、各種プラグの紹介や、プラグ交換の必要性やメリットについて紹介。また、2008年シーズンにジェイソン・バトン選手とルーベンス・バリチェロ選手が乗ったホンダのF1マシン「RA108」も展示されていた。

 

ヨコハマタイヤ
 競技用タイヤ「A050」、高速性能・ウェット性能・快適性を追求した「Sport」、SUV専用の「S.T.」などスポーツ性の高いADVANシリーズのほか、DNAシリーズ、GEOLANDARシリーズといった自社ブランド商品を展開。また、2月から発売予定のADVAN NEOVA AD08全39サイズも展示している。

 

日本グッドイヤー
 発熱が速く、熱ダレに強いハイグリップタイヤ「RS Sport」や、ミニバンやワゴンの走行特性を徹底解析し、乗り心地と安定性を重視した「RV-S」といった「GOODYEAR EAGLEシリーズ」のラインナップを展示。またD1に参戦している車両もあわせて展示。

 

KUMHO TIRE
 KUMHO TIREで一際目立っていたのが、エスカレード EXTに装着されていた世界初の32インチタイヤ。SUV専用の「ECSTA X3 KL17」のサイズは305/25 R32、外径は974mm!

 

ギャルソンプロダクト
 ド派手な外観の「LUXURY CRYSTAL BENZ」が来場者から大きな注目を浴びていた、ギャルソンプロダクトブース。スタッフ20名が、およそ3カ月かけて「CRYSTALLIZED Swarovski elements」を張り付けたSL600である。ボディー、ホイールといった外装はもとより、シフトノブやステアリング、べダルといった内装にまで貼られている。

 

RECARO
 人間工学や整形医学の見地を早くから取り入れ、独自のシート哲学に基づいたシート作りを行っているRECARO。ブースでは豊富なラインナップを展示しており、簡単に座ることもできる。シート購入を検討している人にはうれしいサービスだ。

 

TEIN
 サスペンションメーカーのTEINブースでは、TEIN全製品を展示していた。また、昨年から発売開始したスポーツショックアブソーバー「MONO FLEX DAMPER」を実際に装着した新型フェアレディZ(Z34)や、自社製品を装着したiQ、シビックワンメイクレースでシリーズ優勝した車両も展示している。

 

アップガレージ
 自動車とバイクの中古パーツチェーン店を展開するアップガレージは、店舗を再現した「アップガレージ幕張メッセ店」という形で出展。実際にタイヤ&ホイールやマフラーなど、様々なパーツが販売されていた。写真は左が13インチのSSR MK-II、右が15インチのSSR MK-I。

 

ヨコモ
 RCカーメーカーのヨコモブースでは、ドリフト用ラジコン「ドリフトパッケージ」のラインナップがズラリ。設置された専用コースでは終日ドリフトパッケージを使ったデモ走行が行われている。

 

タカラトミー
 タカラトミーで販売している「ドリフトパッケージライト」は、同社とヨコモが共同開発したYOKOMO製「ドリフトパッケージ」のスモールサイズ版。ブースでは専用コースを使った「ドリフトパッケージライト」のデモ走行や、製品ラインナップを見ることができる。

 

 そのほか、ブースによってはiPodとの連携をデモしてるところもあった。写真左はアルパインのブースで新製品の「iDA-X305」との連携デモ、写真右はダイハツ工業のブースでカーナビ各機種との連携デモ。

 

 

URL
オートサロン公式サイト
http://www.e-autosalon.net/

(編集部:小林 隆)
2009年1月10日