【2009デトロイトショー】 |
1月11日~25日(現地時間)
米国ミシガン州デトロイト
Cobo Center
Volkswagenは1月11日(現地時間)、デトロイトショー会場で、「Concept BlueSport」を発表した。
サイズは3990×1745×1260mm(全長×全幅×全高)と、コンパクトなオープンスポーツカー。ハードトップではなく、幌を備えるロードスターボディとなっている。
直列4気筒2リッターのターボディーゼルエンジンをミッドシップにマウントする。エンジンの最高出力は132kW(180PS)、最大トルク350Nmを1750rpmで発生する。6速DSGと組み合わされ、0~100km/h加速6.6秒、最高速度226km/hという性能を発揮する。
一方で、アイドリングストップ機構やエネルギー回生機構を搭載しており、100kmあたりの燃料消費を4.3L(55MPG、リッター約23km)に抑えている。
“切れ長”のランプを水平線が結び、その下に全幅に渡るエアインテークを備えるフロントマスクは、今年発売予定のゴルフIVやシロッコと共通するテイスト。ボディ全体は張りのある曲面とエッジの効いたホイールアーチで構成される。発表会ではフォルクスワーゲングループのチーフデザイナー、ワルター・デ・シルバ氏が「フォルクスワーゲンの新しいデザイン言語」と紹介した。
ホイールは19インチ |
発表会では、ステージに現れたConsept BlueSportをたくさんの子供たちが追いかけて出てくる、という演出がされており、若さや軽快さをアピールしていた。既存のコンポーネントとスタイリッシュなボディを組み合わせて、安価なライトウェイトスポーツカーを作る手法は、過去、幾多の名車を生み出してきた。45:55の前後重量配分、コンパクトなボディ、豊かな低速トルクなど、走りにも期待できそうで、若いドライバーでなくても、大いに魅力的なコンセプトカーだ。
■URL
North American International Auto Show(英文)
http://www.naias.com/
(編集部:田中真一郎)
2009年1月13日