【2009上海ショー】
ポルシェ「パナメーラ」がワールドプレミア
「S」「4S」「ターボ」すべてのラインアップを世界初公開

2009年4月20日~28日(現地時間)
中国 上海市
上海新国際博覧中心


発表の様子

 かねてからの予告どおり、ポルシェの5ドアGT「パナメーラ」が第13回上海国際自動車工業展覧会(オート上海)で世界初公開された。これまで幾度となく発売が予告されてきた車だが、実車が一般公開されるのはこれが初めて。

 ポルシェの本拠地たる欧州、主たるマーケットである日米でなく、ここ上海でお披露目となったところに、同社が中国市場にかける期待のほどが覗ける。それだけに寄せられる注目も大きく、ポルシェブースのパナメーラのまわりは人だかりが絶えず、撮影にも大いに苦労した。

 展示されたのは4.8リッターのV型8気筒直噴自然吸気エンジンを積む「S」、Sを4WD化した「4S」、4Sにツインターボエンジンを搭載した「ターボ」の3モデル。発表されているラインアップのすべてを会場に並べたことになる。展示車のトランスミッションはSが6速MT、4Sとターボが7速デュアルクラッチトランスミッション「PDK」。インテリアや装備も3モデルでそれぞれ異なっていた。

■パナメーラ ターボ

FR車だが、フロントマスクや前後フェンダー、ウインドーグラフィックなどにポルシェのイメージリーダー「911」の面影を残しつつ、5ドアに仕立て上げたドライバーズシートからの眺め。フェンダーのふくらみがちゃんと見える
リアのラゲッジルームは実用的な広さ500PSを発生するV8ツインターボエンジン255/40 ZR20を履く
ターボにはウッドパネルのトリムが設定されていたやはり911風の5連メーターを備える。PKDのシフトパドルはステアリングに埋め込まれたスイッチになっている
センタートンネル上はシフトレバーの左右に整然と多数のスイッチが並ぶ。レバー左はサスペンションのモードなど、車両の状態を設定するスイッチ。右には各種アクセサリーのスイッチがあるが、写真中央のスイッチは格納式の可変リアウイングを設定するスイッチ
カーナビ、車載AVなどをコントロールするディスプレイ。右下のダイヤルでカーナビ、左下でAVをコントロールする後席をセンターコンソールで2分割して、4人乗りに。センタートンネル上にはシートや空調のスイッチが左右独立して備えら得ている。展示されたターボにはリヤエンタテインメントシステムが装備されていた

■パナメーラ 4S

パナメーラ4S。タイヤサイズはターボと同じ
自然吸気の4.8リッターV8エンジンを搭載各モデルにそれぞれ異なるサイドシルが用意される。フロントシートは電動

■パナメーラ S

ラゲッジルーム右のこのスイッチは、牽引フック(写真上段中央参照)を出し入れするためのものSはタンの革とウッドトリムの組み合わせ天井のスイッチ類

URL
Shanghai International Automobile Industry Exhibition(英文)
http://www.autoshanghai.org/en/
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http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20090311_43334.html

(編集部:田中真一郎)
2009年4月21日