【2009上海ショー】
ロールス・ロイス、フェラーリなど超高級車も多数展示

ベルトーネのワンオフモデル「マンティド」も

2009年4月20日~28日(現地時間)
中国 上海市
上海新国際博覧中心


 第13回上海国際自動車工業展覧会(2009オート上海)にはロールス・ロイス、フェラーリ、ランボルギーニなどの超高級車メーカーが多数出品している。

 ある調査によれば、中国の富裕層は2008年に160万世帯。年間16%増と非常に高い伸び率を示しており、2015年には米国、日本、英国に次ぐ富裕世帯数になると言う。上位3位にくらべ、中国は若い世代の富裕層が多いことも特徴だと言う。

 展示された高級車のほとんどはすでに発表済みのものとはいえ、この国の富裕層への期待のほどが伺える。

 またイタリアのカロッツェリアであるベルトーネは、ワンオフモデル「マンティド」をオート上海で初公開した。シボレーコルベットZR-1をベースとしているが、ベース車よりも軽量で、空力的にも洗練されているため、性能は高くなっていると言う。発売などは未定だが、これも中国市場重視の姿勢の現れであろう。

■ロールス・ロイス

コンセプトカー「200EX」。既存のモデルよりも小さめの“エントリーモデル”ということになるが、エンジンはV12

■フェラーリ

フェラーリは430スクーデリア、スクーデリア・スパイダー16M、カリフォルニアなどを並べた。スクーデリア・スパイダー16Mは16度目のF1コンストラクターズタイトル獲得を記念した製品で、世界で499台のみ生産される

■ベルトーネ・マンティド

マンティドは「カマキリ」の意。ベース車の面影はロングノーズ・ショートデッキのフォルム以外には残っていない

■そのほか

マセラッティのブースランボルギーニはジュネーブショーで発表したLP670-4 スーパーヴェローチェとガヤルト・スパイダーを持ち込んだ
アストン・マーティンのブース
ベントレーのブース

URL
Shanghai International Automobile Industry Exhibition(英文)
http://www.autoshanghai.org/en/
ベルトーネ・マンティド
http://www.insideprojectm.com/

(編集部:田中真一郎)
2009年 4月 22日