【2009上海ショー】
会場拾遺編

広大な会場を埋める各社の展示

2009年4月20日~28日(現地時間)
中国 上海市
上海新国際博覧中心


 4月20日、21日のプレスデー、22日のトレーダーズデイを終え、23日からいよいよ一般公開されたオート上海。ここではプレスデーを通じたオート上海の会場の様子と、会場で見かけた興味深いものを、写真を中心にリポートする。

オート上海の会場となる上海新国際博覧中心は、展示面積が屋内12万6500m2、屋外10万m2と広大な施設。11の展示棟がV字型に配置され、Vの間が屋外展示スペースとなる。Vの根本から入場するが、写真中はその入口付近にあるビルを入口から見上げたもの。写真右はVの先(W5棟)から同じ画角でそのビルを撮影したもの。なにしろ広い
トラックや特装車、商用車は屋外展示スペースに。写真右は東風の6輪駆動トラック。軍用はもちろん、エベレスト登山にも使われたVの先の方の広いスペースを使ったオフロード走行展示場
屋外展示スペースにテントを建て、小規模パーツメーカー棟とした。小さなパーツメーカーのブースが無数に並ぶ
屋外展示スペースの一角には「メディア村」が設けられ、中国国内の自動車メディアが多数のブースを設営。名前に「網」が付くメディア、つまりWebサイトが非常に多く、ブースのスタジオから中継なども行っていたショーに花を添えるコンパニオンの人気投票
左からボルボS80L、アウディA4L、BMW530Li。いずれも日本では見かけないロングホイールベースモデル。中国ではこのくらいのサイズのロングモデルの需要があるようだ
W5、W6棟にはパーツメーカーが出展。マニエッティ・マレリのブースにはモータースポーツ関連の展示も。左からトヨタF1のステアリング、KERSのモーター・ジェネレーターとコントロールユニット、F1のギア・エンジン・シャーシーのコントロールユニット
デュアルクラッチトランスミッションの展示も目に付いた。左はボルグ・ワーナー、右はZF
2010年の上海万博を控え、マスコットキャラクターを展示した中国メーカーもあった
世界中どこでも同じイメージでブースを作るメーカーが多い。これはフォルクスワーゲングループで、奥がフォルクスワーゲン、右がアウディ、左がシュコダ。強烈な白色光でブースが満たされるシュコダは新型スパーブ(右)とともに、1939年式のスパーブ3000も展示
フォルクスワーゲンはシロッコや6代目ゴルフも持ち込んだ日本でも発売されるアウディQ5
アウディブースにあった、アウトウニオンの速度記録車日本で発売がはじまったばかりのアウディR8 V10
シトロエンはパリショーで発表したGTを展示し、人気を集めたシトロエンC3 ピカソのカラフルバージョン
シトロエンC4の3ボックスバージョン。中国では3ボックスのほうが人気があるようだプジョーのRCハイモーション4。「RC HYBRID 4」と表記されていたプジョー207の3ボックスバージョン
ミニのブース日本でも発売されたばかりのコンバーチブルを壁に貼り付けて展示ミニのクロスオーバーコンセプトも持ち込まれていた
スズキは浜松ナンバーのままのSX4-FCVを展示マツダはコンセプトカーとともに、ロードスターを展示三菱のランサースポーツバック
スバルは現行レガシィやインプレッサを展示。新型レガシィはなかったフォードのコンセプトカー「イオシス・マックス」。アジアでは初の展示

URL
Shanghai International Automobile Industry Exhibition(英文)
http://www.autoshanghai.org/en/

(編集部:田中真一郎)
2009年4月23日