【東京オートサロン2010】 NISMOのスポーツモデル、オーテックのカスタマイズカーが展示された日産ブース 「GT-R」のNISMOクラブスポーツパッケージを公開 |
日産自動車、NISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)、オーテックジャパンの3社は、「東京オートサロン2010」に合同でブースを出展。「NISMOクラブスポーツパッケージ」を装着した2010年モデルのGT-Rをはじめ、SUPER GTに参戦している「XANAVI NISMO GT-R」や、「フェアレディZ Version NISMO」などのスポーツカー、オーテックのカスタマイズカーであるライダーシリーズなど9台のクルマを展示している。
もっとも注目を浴びていたのは、2010年モデルのGT-Rに搭載されていたNISMOクラブスポーツパッケージ。NISMOのレーシングテクノロージーでGT-Rのハイパフォーマンスをより一層引き出すことが可能なパーツ群で、1月15日の午前中に行われたトークショーでは開発者であるNISMO商品開発部の岡村順平氏と、開発ドライバーを務めた影山正美選手が登場し、開発秘話やクラブスポーツパッケージの優位性を語っていた。
サスペンション、エキゾーストパーツなどの構成からなるクラブスポーツパッケージだが、今回発表された専用パーツの中にはサーキット走行をより楽しむための「ラップセンサー」と「NISMOデータロガーキット」がある。このラップセンサーは、サーキットのラップタイムを自動的にマルチファンクションメーターに表示させる機能を持っており、サーキットにタイム計測器がない場合でも、スタートラインに専用のボックスを置くことで、ラップタイムを計ることも可能だ。
一方のNISMOデータロガーキットは、縦横G、ブレーキ踏力、速度、エンジン回転数などのドライビングデータをパソコンで確認できるというもの。GT-Rは、2010年モデルよりUSB端子が車体に装備され、ここを経由することで簡単に走行データをパソコンに転送できる。このラップセンサーとデータロガーでより一層GT-Rでのサーキット走行が楽しめることは間違いないだろう。
クーペと同じくスポーティパッケージのスカイライン セダン。スポーツマフラーやサスペンションキットを装着している |
オーテックの人気シリーズであるライダー仕様の「ノート」。メッキグリルやバンパーが存在感と個性を表現 | |
オーテックとレカロのコラボレーションで生まれたスポーツシート。ステッチの色も専用となっている | キューブライダーもメッキを使った押し出しの強いフロントフェイスが特徴。愛らしいルックスをクールに変貌させている |
(真鍋裕行)
2010年 1月 16日