【2010デトロイトショー】 「ウルトラ・ラグジュアリー・ビークル」展示会に、「黒LFA」登場 |
デトロイトショー会場のレクサスブースに展示された白LFA |
「2010 North American International Auto Show」(デトロイトショー)会場のコボ・センターからクルマで数分のところにある高級ホテル「MGMグランド」では、「ザ・ギャラリー ウルトラ・ラグジュアリー・ビークル」と銘打たれた高級車の展示会が行われている。その名のとおり、フェラーリ、ロールス・ロイス、アストン・マーチンをはじめとする高級車の展示会で、デトロイトショーに華を添え、MGMグランドを利用する富裕層にアピールするものだ。
展示されているクルマはみな発表済み、発売済のもの。中にはスパイカーのような、日本では見かけないものもあるが、モーターショーの会場のようなワールド・プレミアがあるわけではない。
そんなわけでのんびりした「ユルい」雰囲気の会場なのだが、ここに1台、異彩を放つクルマがあった。東京モーターショーで発表されたレクサスのスーパースポーツカー「LFA」である。
東京モーターショーに展示されたのは白いモデルで、これはデトロイトショーのレクサス・ブースにも展示されている。東京にしろデトロイトにしろ、LFAは来場者が触れないように展示されているのだが、このザ・ギャラリーでは触るだけでなく、運転席に乗り込んだり、エンジンフードを開けたりすることができる。まさに、ポンと置かれただけの状態だ。
しかも、ボディーカラーが、これまで発表されていなかったマット・ブラックなのだ。マット・ブラックというと、何度となく走行中の写真がスクープされたテスト車両や、モリゾウ選手ことトヨタ自動車の豊田章男社長も駆ったレース車両が思い起こされるが、展示されているのはロードカーとしての装備をちゃんと備えたもの。ちなみにシートの色は白だった。
実際にエンジンフードやドアを持ってみると、その異様な軽さに驚く。カーボンの威力を体感できる点でも、非常に貴重な機会であった。
North American International Auto Show(英文)
http://www.naias.com/
(編集部:田中真一郎)
2010年 1月 12日