【2010デトロイトショー】 トヨタ、コンパクト・ハイブリッドのコンセプトカー「FT-CH」 |
トヨタブース |
トヨタは1月11日(現地時間)、「2010 North American International Auto Show」(デトロイトショー)会場で、コンセプトカー「FT-CH」を公開した。
FT-CHは、プリウスよりもコンパクトで、より若い年齢層をターゲットにしたハイブリッドカー。シティーコミューターとしての用途を想定している。ガソリンとモーターのハイブリッドシステムということ以外、メカニズムの詳細や発売時期、価格などは明らかにされていない。
プレスカンファレンスでは自走せず、移動する台の上にのって登場したFT-CH。ショーのためのデザインスタディと考えてよさそうだ。同じく「CH」の名前を持つコンセプトカーにレクサスの「LF-Ch」があるが、FT-CHはLF-Chよりも約400mm短く、95mm狭い。また3代目プリウスよりも565mm短く、50mm狭い。
スタイリングは仏ニースのヨーロピアン・デザイン&ディベロップメント・センターの手になるもの。「楽しさと革新的、カラフルでスタイリッシュ」であることをアピールするため、ファミリーコンピューターをはじめとする「8bitコンピューター」をイメージしたスタイルとしたと言う。
トヨタは2012年までにハイブリッド車、プライグイン・ハイブリッド車、電気自動車を、2015年までに燃料電池車を発売する。また今後数年間で、既存のハイブリッド車のアップデートのほかに、8つの新しいハイブリッドモデルを登場させる計画を明らかにした。これらは既存のガソリン車をハイブリッド化したものや、ハイブリッド車用に新規に開発したものになる。
North American International Auto Show(英文)
http://www.naias.com/
(編集部:田中真一郎)
2010年 1月 13日