【東京オートサロン2012】 ダンロップ、未発表のハイパフォーマンスタイヤ「DIREZZA Z II」出展 タイヤの技術開発の歴史が分かる体感展示も |
ダンロップ(住友ゴム工業)は、東京オートサロンの会場に未発表のハイパフォーマンスタイヤ「DIREZZA(ディレッツァ) Z II」を出展した。
DIREZZAシリーズは、ダンロップブランドのハイパフォーマンスタイヤとして、DIREZZA SPORT Z1 STAR SPECと、DZ101が現在ラインアップされているが、ブース中央に未発表のDIREZZA Z IIを展示。名称から、Z1 STAR SPECの後継モデルであり、同社のハイパフォーマンスタイヤのフラッグシップモデルになると思われる。
トレッドパターンも、Z1 STAR SPECと比べ、2本のサポートグルーブを廃することでランド部の面積を拡大。より高いコーナリングフォースに耐えうる形状に見える。サイドウォールには回転方向指定表示があったものの、詳細な説明は一切なし。発売時期については、「Coming soon」と書かれた個所の横に桜の花びらが描かれていることから、2012年の春頃を予定しているものと思われる。
DIREZZA Z II | トレッドパターン |
回転方向指定表示 | Coming soon表示。その脇に桜の花びらが描かれている |
同社は、このDIREZZA Z IIを単体展示したほか、トヨタ自動車のFRスポーツカー「86(ハチロク)」への装着展示も行い、ターゲットユーザーを示唆するものとなっていた。ちなみにこの86は、右半分がダンロップ、左半分がファルケンのタイヤを装着するダブルブランド展示。ファルケン側では、AZENISが装着されていた。
ダブルブランド展示の「86」 | 右半分はダンロップブランド | DIREZZA Z IIを装着 |
左半分はファルケンブランド | AZENISを装着 |
そのほか、低燃費タイヤであるエナセーブシリーズを各種展示しており、転がり抵抗の違いや、タイヤ技術の変遷が分かる体感展示も行われている。
エナセーブシリーズの展示 | エナセーブ PREMIUMのトレッドパターン |
転がり抵抗の違いを、実際のタイヤで実験 | 奥のタイヤがエナセーブ PREMIUM。スタート直後から、違いが発生する | エナセーブ PREMIUMが、リードを保ったままゴール |
(編集部:谷川 潔)
2012年 1月 13日