【東京オートサロン2012】 トーヨータイヤ、ハイパフォーマンスタイヤ「PROXES T1 Sport」発表 SUV用の「PROXES T1 Sport SUV」も。ラベリング制度に対応 |
トーヨータイヤ(東洋ゴム工業)は、東京オートサロンの同社ブースにおいて、ハイパフォーマンスタイヤ「PROXES T1 Sport」と、そのSUV用タイヤ「PROXES T1 Sport SUV」を発表した。
PROXES T1 Sportは、同社のPROXESシリーズのフラッグシップとなるモデル。ドライ/ウエット性能を高次元で両立し、プレミアムスポーツタイヤに相応しい快適性を持つと言う。
PROXES T1 Sportの発表を行う、トーヨータイヤジャパン 代表取締役社長 山﨑豊隆氏 | |
PROXES T1 Sport | PROXES T1 Sport SUV |
サイズは、PROXES T1 Sportが235/30 ZR20~205/55 ZR16の43サイズ、PROXES T1 Sport SUVが275/40 R20~235/65 R17の全13サイズ。タイヤラベリング制度に対応しており、PROXES T1 Sportの転がり抵抗性能は「B」または「C」、ウエットグリップ性能はいずれも「b」となる。
トレッドパターンは、イン側をウエット重視、アウト側をコーナリング性能重視とした非対称パターン設計。内部構造にも、高剛性のベルトやプライ、ビードフィラーを用いることで、高速安定性やコーナリング性能の向上を図っている。
ワイドトレッド化なども行ったことで、従来のトップグレードであった、PROXES T1 Rと比較し、ドライハンドリング性能とウエットハンドリング性能が向上。ブレーキ性能などは、ほぼ同等なっていることから、主に横方向の性能向上に注力したことが分かる。
PROXES T1 Sportに投入された技術については、東洋ゴム工業 タイヤ技術第一部 川上和紀氏が解説 | コンセプトと商品特長 | 非対称パターン設計 |
トレッド配合 | 構造 | プロファイル |
性能イメージ | サイズ一覧 | 装着車両も欧州車が中心。PROXES T1 Sportは、欧州で先行発売されており、高い評価を得ていると言う |
技術説明の後、モータージャーナリスト竹岡圭さんとのトークショーが開かれた。テーマは、欧州車とのマッチングについてなど |
転がり抵抗性能「AAA」、ウェットグリップ性能「b」を実現した低燃費タイヤ「NANOENERGY 1」や、低燃費タイヤ「ECO WALKER」シリーズ、ミニバン用低燃費タイヤ「TRANPATH mpF」シリーズを見ることができる。
NANOENERGY 1 | NANOENERGY 1のトレッドパターン | タイヤの分解展示なども行われている |
(編集部:谷川 潔)
2012年 1月 13日