東京オートサロン2014

マツダ、全米グランダムレース優勝車「MAZDA6(日本名アテンザ)」を展示

「アテンザ」「アクセラ」「CX-5」のカスタムコンセプトモデルなども

黒を基調にソウルレッドのコンセプトカーが並ぶマツダブース
2014年1月10日~12日開催

幕張メッセ 国際展示場ホール1~11/イベントホール

 幕張メッセの駐車場側の入り口から入ってすぐの西ホール1にブースを構えるマツダ。黒を基調にしたブースは「一本の道」をテーマに、ブース右から順にスポーツ志向のカスタマイズ色が強くなっていく、というレイアウトになっている。

CX-5からレースカーまでが一本の道に並ぶ

CX-5 MAZDA DESIGN CONCEPT 2014

 もっとも手前に位置するのがこのモデル。「XD Lパッケージ」をベースに「ストリートスペシャル」をコンセプトに仕上げられている。エクステリアはマットブラックのボディーにオーバーフェンダー、センターマフラー、20インチホイールなどにより精悍な印象に仕上げられている。

 走りの面でもオートエクゼ製の車高調をはじめ、ブレンボ製ブレーキキャリパーをフロントに装着。街中からワインディングまで気持ちよく走ることができるような仕様となっている。また、インテリアもシートやステアリング、シフトノブなどに標準仕様とは異なるシルバーグレーステッチを採用、上質感をアップさせているのも見逃せないポイントだ。

マットブラックのラッピングが施されたボディーは精悍な印象
スリムなデザインながら存在感のあるオーバーフェンダー(参考出品)
リアはオートエクゼ製をベースにしたアンダーパネルとセンターマフラーでイメージを一新
足元はウエッズ製20インチアルミとミシュラン製245/45 R20タイヤの組み合わせ
ペダル類はアルミプレートで質感をアップ
インテリアはノーマルをベースにステッチをシルバーグレーカラーに。これだけでもずいぶん印象が変わる

ATENZA WAGON MAZDA DESIGN CONCEPT 2014

 アテンザワゴンの「XD Lパッケージ」をベースにしたモデル。エクステリアはフロント、サイド、リアにスポイラーを装着した大人しめの仕上がりながら、CX-5と同じくオートエクゼ製の車高調やブレンボ製ブレーキキャリパーを装着することで、走りの質が高められている。

グランドツーリング志向を高めたアテンザワゴン
削り出しをイメージした19インチアルミ。タイヤサイズは225/45 R19
ステアリングやシフトノブはシルバーグレーカラーのステッチを採用
オフホワイトのシートステッチにもシルバーグレーを使っている

AXELA SEDAN MAZDA DESIGN CONCEPT 2014

 このクラスでは貴重な存在と言える1.5リッター&6MT搭載のアクセラセダンをベースにしたモデル。ライトウエイトスポーツならではの走りを楽しむために、車高調をはじめストラットバーをはじめとした補強系パーツを装着。その一方でインテリアには上級グレードとなる「XD」のシートやステアリング、シフトノブなどが奢られており、上質なムードも味わえる仕様となっている。

イマドキのライトウエイトスポーツといえるアクセラセダン。ベースは1.5リッターエンジン車だ
エアロパーツだけでなくルーフもブラックにペイントされている
レイズ製19インチアルミもブラック。タイヤサイズは215/45 R18

ATENZA SEDAN MAZDA DESIGN CONCEPT 2014

 ブラックにペイントされたオリジナルエアロを装着、セダンならではのスポーティなイメージを強調したのがこのモデルだ。ワゴンと同様なアイテムを装着することで走りを高めるとともに、インテリアにはアルカンターラとレッドステッチを組み合わせた表皮やトリムを採用することで、スポーティなムードが高められているのが特徴だ。

オリジナルのエアロパーツを装着したアテンザセダン
レイズ製20インチアルミに245/35R20タイヤの組み合わせ
インテリアはアルカンターラ表皮とレッドステッチをベースにしたコーディネート
シートはスパルコ製セミバケットタイプ
シフトノブとサイドブレーキレバーも同様
センターコンソール上部には3連メーターをインストール

AXELA SPORT MAZDA DESIGN CONCEPT 2014

 普段は街乗り、週末はサーキットまで自走してスポーツ走行を楽しむ。そんな使い方をイメージしたのがこのモデルだ。5ドアのアクセラスポーツ「XD」をベースに、純正オプションのエアロパーツや専用デカールなどでドレスアップ。オートエクゼ製車高調やブレンボ製ブレーキキャリパー、開発中のタワーブレースセット、ロールケージなど補強系パーツで走りの質が高められている。

XDの6速MTをベースにしたアクセラスポーツ
ボンネットのペイントによりアイライン風の仕上がり
参考出品の2本出しマフラー
オートエクゼ製のタワーブレースセット(開発中アイテム)を装着
ラゲッジにもタワーバーが付く
アドバン 20インチアルミ&同A050タイヤの225/40 R20サイズの組み合わせ
シートはスパルコ製のフルバケットタイプ
インテリアはアルカンターラ表皮とレッドステッチ

Grand-Am GX Mazda 6 SKYACTIV-D Racing

 マツダノースアメリカンオペレーションズの手によるレースモデル。2.2リッターのスカイアクティブディーゼルターボエンジンを380PSまでチューン、マツダ6(日本名アテンザ)に搭載。2013年1月からグランダムGXシリーズに参戦、第4戦で初勝利(#00カー)を挙げたのち、最終戦まで連続9回の優勝を重ね、マニュファクチャラーチャンピオンを獲得している。

展示されているのはグランダムGXシリーズで実走、6、8、11、12戦で優勝した#70
ボディーサイズは全長4935×全幅1880×全高1298mm。車両重量は1110kg
タイヤはコンチネンタル製の18インチ
ミッションは6速シーケンシャル
2.2リッターディーゼルと2.0リッターガソリンエンジンのカットモデルも展示されている

安田 剛