インドネシア国際モーターショー2014

マツダ、「Mazda 2」(日本名:デミオ)をインドネシアに投入

ガソリンエンジンのSKYACTIV-G 1.5リッター搭載

2014年9月18日~28日(現地時間)開催

インドネシア ジャカルタ

Jakarta International Expo

日本に次いで発表された「Mazda 2」(日本名:デミオ)。日本のディーゼルモデルの外観と同様だが、1.5リッターガソリンモデル

 9月18日(現地時間)にインドネシアの首都ジャカルタで開幕した「第22回インドネシア国際モーターショー(The 22nd Indonesia International Motor Show)」(以下、インドネシアモーターショー)において、マツダは「Mazda 2」(日本名:デミオ)をインドネシア初公開した。

 日本において世界初公開されたMazda 2だが、Mazda 2が公開されるのは、日本に続きインドネシアが世界で2番目。日本仕様はSKYACTIV-G 1.3(直列4気筒DOHC 1.3リッター直噴)のガソリンエンジンモデルと、SKYACTIV-D 1.5(直列4気筒DOHC 1.5リッター直噴ターボ)をラインアップ。ATモデルはいずれも6速ATのSKYACTIV-DRIVEだが、MTモデルは1.3リッターガソリンが5速MTのSKYACTIV-MT、1.5リッターディーゼルが6速MTのSKYACTIV-MTとなる。

 インドネシアには、これらの仕様と異なり、ガソリンモデルのSKYACTIV-G 1.5(直列4気筒DOHC 1.5リッター直噴)に6速MTのSKYACTIV-MTもしくは6速ATのSKYACTIV-DRIVEを組み合わせたものを投入。日本ではグリルに赤いラインの入ったものがディーゼル搭載モデルだったが、インドネシアでは上級グレード(3グレード構成)となっていた。

SKYACTIV-G 1.5を搭載するMazda 2。6速ATのほか6速MTも用意され、日本にはない仕様が魅力的

 ディーゼルエンジンのラインアップがないことについてマツダスタッフに確認したところ、インドネシアでは軽油の硫黄分が多く、クリーンディーゼル燃焼で問題が出る可能性があるためとのこと。日本では2005年1月からサルファーフリーと呼ばれる硫黄分10ppm以下の超低硫黄軽油の全国供給が開始され、排ガス処理装置の効率が向上。クリーンディーゼル車が登場する背景になっている。欧州や北米も同様の低硫黄軽油が販売されているが、インドネシアではそのような軽油が販売されていないとのことだ。

●石油連盟 サルファーフリーについて
http://www.paj.gr.jp/eco/sulphur_free/

 インドネシアはOPEC(石油輸出国機構)に加盟しているほどの産油国ではあるものの、近年は経済発展に伴い石油製品の輸入超過となっており、石油精製施設など国内石油インフラの弱さが出ている部分なのだろう。

 マツダブースには、Mazda 2以外にも、「Mazda 6」(日本名:アテンザ)、「Mazda 8」(日本名:MPV)、「CX-5」「CX-9」「VX-1」「ビアンテ」が展示されていたが、意外なことに一番人気はビアンテだった。ビアンテの売れ行きもよいそうで、多人数乗車が可能であることともに、ヘッドライトまわりの独特のデザインがインドネシアで好評を得ているという。実際、ジャカルタ市内で一番見かけるマツダ車はビアンテで、関東近辺よりも目立つくらいだ。

インドネシアで人気のビアンテ
Mazda 8
CX-9
CX-5
Mazda 6

 なお、Cカークラスに属するMazda 3が展示されていなかったが、これはインドネシア市場では、Cカークラスのクルマは小型多人数乗車タイプのクルマ(7人乗りのトヨタ「アバンザ」など)に人気があるため。Mazda 2はインドネシア市場に投入するものの、Mazda 3についてはその予定がないようだ。

 この3列小型ミニバンのポジションにあるクルマが「Mazda VX-1」で、スズキのインドネシア生産車「エルティガ」のOEMモデルになる。

Mazda VX-1。インドネシアで人気の小型3列シート車

編集部:谷川 潔

http://car.watch.impress.co.jp/