長期レビュー
マツダ「アテンザ ディーゼル 6速MT」カスタマイズリポート
その7:車内照明をDIYでLED化!!
(2015/10/9 00:00)
どーも、Car Watch瀬戸です。はい、今回もすっかり間が空いてしまってますな。申し訳ございません。
10月7日に幕張メッセで開幕したCEATECを見てきました。もともとは家電やAV機器、ITメーカー、電子部品メーカーの出展が主だったCEATECですが、最近は自動車メーカーも多数出展しています。(CEATECは明日、10月10日まで開催中です)
個人的には三菱電機のブースが気になっていまして、新しくなった「DIATONE SOUND. NAVI」のナビゲーション部分の操作性がだいぶ変わったらしいので、実際に触ってきました。地図画面のピンチ操作やフリック操作もけっこうスムーズに動くし、ルート探索も数秒で終わる感じで、CPUのポテンシャルは高そう。「みちびき」にも対応したということで、自車位置の精度も高そうだし、これは結構期待できそうな感じです。
それとマツダもブースを出展していました。先進運転支援システム「i-ACTIVSENSE(アイアクティブセンス)」と、新世代4WDシステム「i-ACTIV AWD」、そして新世代ヘッドライト技術のALH(アダプティブ・LED・ヘッドライト)が主な出展内容。
なかでも気になったのが、マイナーチェンジ後のアテンザに採用されているALHですね。これはハイビームの光源を複数のLEDとしていて、全部のLEDを点灯すれば通常のハイビーム、一部のLEDを消すと、例えば先行車であったり、あるいは対向車の部分だけロービーム状態にできるというもの。
筆者のアテンザにも対向車のヘッドライトを検知して、自動でロービームに切り替えるHBC(ハイビームコントロール)という機能が付いていましたが、これは街灯の明かりにも反応してロービームになってしまう状態だったので、ALHがどんなものか聞いてみたかったのです。
説明員の話によれば、光の強さを判断しているので、街灯などには反応しないとのこと。前方の状況はカラーカメラで認識していて、例えば赤い光で先行車のテールランプを認識しているんだとか。どうやらHBCのころとは検知の精度が違うようです。なんと! ちょっとくやしい。
それと実はハイウェイモードというのもあって、約95km/h以上になると、光軸を上げて少し遠方まで照らす機能もあるんだとか。
別にマイナーチェンジなんてくやしくないやい! とか思っておりましたが、暗い峠道や高速道路を走るときは、少しでも先を照らしたいのでこの機能はちょっとうらやましいですな。いやマジでヘッドライトだけでも交換したいぐらいっす。あ、それじゃ制御できないから意味ないじゃん……。んが~、なんか今さらながらにくやしくなってきた~、残念っ!!
いまどきのクルマらしく車内をLED化したい!! ただしお安く
さて、話はもどって自分のアテンザですが、今回はヘッドライトではないですが照明のお話です。連休を使ってDIYで室内照明のLED化をしてみました。当然ディーラーオプションでも用意はされているんですけど、なにしろクルマの購入時はクルマを買うお金でカツカツでして、そこまで予算がまわらなかった。ルームランプなんて後からでも交換できるし、アフター用品でいくらでもLED照明は用意されてますからね。だから後で変えればいいやと、そのままになっていたのです。
ただ、実際に交換しようかなーと思って調べてみると、LEDバルブにも色温度の種類がたくさんあるんですな。なんか場所によって色味が違うのはいやだなぁ~、とか悩み始めると、もうほんとに優柔不断なもんで、なかなか決められなくなっちゃっていたワケです。
そんな中で見つけたのが、エーモン工業が直営で出しているオリジナルブランド「e-くるまライフ.com」にある「車種別専用LEDフットライト」。これ自体は前から目を付けていたんですが、最近になって同じLEDを使ったルームランプキットも発売されまして、フットライトもルームランプも同じLEDでそろえられるならいいなぁと思ったわけです。
このLEDフットライトには、ドアの開閉に応じてジワ~っと明かりを点けたり消したりさせるコントロールユニットや、ヒューズボックスから電源を取り出すための配線、さらには工具までセットになっています。加えて車種ごとの製品ページに行くと、取り付けの様子を解説した動画まで用意されているから、そこそこ手先が器用な人なら、だれでもDIYで作業できる製品になっていると思います。
さらにオプションで連動するLEDも用意されていて、自分は後席の足下も光らせたかったので、3連フットライトLED(2036円)も増設することにしました。
LEDルームランプのほうも、車種別の専用形状にカットされた照明ユニットになっていて、さらにバルブを外すための工具まで付属。正直、そこまでやるか?っていうくらい親切すぎな設計です。もちろんこちらも車種ごとの取り付け解説動画が用意されております。
しかも、これだけそろって値段も安い!! って、まるでどこかのTV通販番組のような言いぶりになってますが、これが本当に安い! LEDフットライトが5142円。LEDルームランプが4838円。オプションの増設LEDを加えても1万2016円。いずれも送料も消費税もコミコミの価格で、なんとディーラーオプションの半値以下でそろえられてしまうのです。
いざDIYで取り付け!!
ということで、早速作業開始。作業自体はe-くるまライフ.comの車種ごとの製品ページに用意されている動画を見ながら作業すれば、分からない部分はないと思います。が、その都度動画をちょこちょこと進めるのも手間だったので、要点だけは以下に写真で掲載しておきます。アテンザ乗りの方は参照してください。
ちなみに、少しだけ工夫したところとしては、ルーフの裏とか、配線が遊びそうなところは、配線にハーネス保護テープを撒いておきました。こうしておくことで、クルマの振動で配線が内張りなどに当たってカタカタと異音がするのを予防しようというわけです。まぁ、こういうところにいくらでも時間をかけてこだわれるのがDIYの醍醐味ですからね。
使ったのは、カー用品店で見つけたエーモンの「配線結束&保護テープ」というものです。不織布でできたテープですな。以前はスポンジテープなどを巻いていましたが、最近は純正でも不織布のテープが使われているようです。それと、このテープを探している時に見つけた、これまたエーモンの「ハーネスカプラーはずし」なるものも買ってきました。カプラーが抜けなくて苦労することは多いので、役に立ってくれることに期待です。
それとリアシートの照明の追加ですな。これも標準のフットランプキットにカプラーオンで付けられるようになっているので、ギボシ加工なども不要でいたって簡単です。配線の取りまわしをどうするかが問題ですが、僕はセンターコンソールの隙間を使いました。簡単に済ませるならフロアカーペットの下に這わせるだけでもほぼ問題ないと思います。あとは、シートを前後にスライドさせても大丈夫なように配線を取りまわせばOKです。
車種によって異なるかもしれませんが、付属の工具以外で必要なものとしてはドライバーとラジオペンチとバッテリー端子を外すレンチぐらいなので、工具が足りなくて作業が止まるといったことは少ないと思います。とは言っても、外れるはずのコネクターが抜けなかったりとか、LEDランプの装着位置をどうするか悩んだりとかで3~4時間ほどかかりました。まぁ納得するまで時間をかけられるのがDIYの醍醐味なので、時間は参考までに。
ルームランプもキットで超カンタンにLED化
ルームランプのほうも専用設計なので、装着は本当に簡単。初めての人でも15分もあれば終わると思います。
ということでいよいよ点灯。ドアを開けるとルームランプとともに足下がジワッと明るくなります。しかも今まではオレンジっぽい色で、いまどきのクルマっぽくないな~と思っていたのが、バッチリ白い光になりました。当然ルームランプとフットライトの色味もそろっているので、まるで純正の様な一体感です。
さらにエンジンをかけるとスッと暗くなります。これが30%程度の明るさ。さらにヘッドライトを点灯すると、もっと暗くなって3%の明るさになります。
これがデフォルトの設定で、コントローラーユニットを使って、それぞれの明るさを調整することが可能。自分の場合は、昼間の点灯はあまりメリットがないかなと思ったので、エンジンONでは点かず、ヘッドライト連動で3%点灯する設定にすることに。この場合は、コントローラーユニットはデフォルトのまま、アクセサリー電源への配線を外すことで対応できました。
実際にしばらく使ってみましたが、ジワッと明るくなったり暗くなったりするのはすごく高級感がアップした雰囲気で満足度高いです。それに白色LEDの明かりで今時のクルマっぽい感じになりました。
ルームランプはとにかく明るいですね。夜間もリモコンキーでドアを解錠すると室内が明るくなるので、ウェルカムライト的になりますし、クルマを降りる時もものすごく明るいので、車内になにか忘れるようなことがなくなりました。機能性だけの向上を狙うなら、ルームランプを変えるだけでも十分満足できそうです。
あとはカーテシランプとトランク内のランプもLED化したいものです。こちらもe-くるまライフで商品化されるといいんですけどね。エーモンでLEDの単体を販売しているので、それらを組み合わせて作る予定です。