山陰自動車道の建設現場見学会開催 斐川IC~出雲IC間のトンネルや橋を公開 |
2010年3月開通予定で工事が進められている、山陰自動車道・斐川IC~出雲IC区間 |
集合場所は、出雲大社で有名な島根県出雲市の市役所前。見学会に訪れた参加者は市が用意したマイクロバスでここから建設現場へ移動 | 現場へ行く途中で見かけた、出雲ICの建設現場 |
山陰自動車道鳥取益田線は、鳥取県鳥取市を起点に、島根県益田市に至る総延長約260kmに及ぶ高速自動車道路。日本海沿岸地域を結ぶことで、交通混雑の緩和、地域経済活動の活性化を目的としている。
現在は一部区間で開通しており、島根県内では安来道路、松江道路、江津道路などとして供用されている。
今回、見学が行われたのは、松江玉造IC~斐川ICを結ぶ道路で、2010年3月に開通が予定されている斐川IC~出雲IC間の13.6kmの区間。知谷古志(シッタニコシ)トンネル(全長1431m)の掘削現場と、船津橋(全長275m)の建設現場である。
■知谷古志トンネル
斐川IC~出雲IC間は山や谷が多く、全長13.6kmのうち、半分以上となる約7.7kmがトンネル区間、約1.8kmが橋梁による高架区間となる。知谷古志トンネルは東西の両方向から掘削を行っている。今回の見学会ではその西側の現場が公開された。
■船津橋
次に案内された船津橋建設現場では、PC(プレストレストコンクリート)工法について解説された。PC工法とは、PC鋼材によるワイヤーを使い、「ワーゲン」と呼ばれる移動作業台で橋の張り出し部分を作っていくもの。現場では実際に使われているワイヤーも含めて見学することができた。
見学会を企画した出雲市建設事業部建設企画課主任の常松一彦氏。開通予定の今年度末までに、あと1、2回は同様の見学会を開催したいとのこと |
(記事初出時に、開通時期を2009年3月としていましたが正しくは2010年3月となります)
■URL
島根県出雲市役所
http://www.city.izumo.shimane.jp/
西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)
http://www.w-nexco.co.jp/
ニュースリリース(NEXCO西日本)
http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/chugoku/h20/0911/
山陰自動車道鳥取益田線 斐川~出雲(NEXCO西日本)
http://corp.w-nexco.co.jp/activity/progress/individual/11/
開通・建設進捗情報(NEXCO西日本)
http://corp.w-nexco.co.jp/activity/progress/
(目黒廣道)
2008年10月1日