GSユアサ、三菱「i MiEV」を利用した電気自動車の実証実験を開始

実証実験で使用する「i MiEV」。プラグ周辺の「RUNS on Battery!!」という文字で電気自動車をアピール



  ジーエス・ユアサ パワーサプライ(GSユアサ)は、電気自動車に関する実証実験を10月1日より開始した。

i MiEVに搭載されている「LEV50」(手前)、バッテリーモジュールの「LEV50-4」(奥)

  今回の実証実験は、三菱自動車工業が現在開発している電気自動車「i MiEV(アイ ミーブ)」を借り受けて行うもの。借り受けるi MiEVは2台で、1台でGSユアサが走行データの収集と分析を行い、業務車両としての適合性を評価する実証実験を実施。電気自動車のい普及に向けた展示会やイベントの展示や走行も行う予定だ。もう1台では、広域データ収集のために他社に共同研究を再委託する予定だ。

  i MiEVには、GSユアサ、三菱商事、三菱自動車工業の合弁会社である「リチウムエナジー ジャパン」製のリチウムイオン電池「LEV50」が搭載されている。LEV50は、信頼性に優れるほか、エネルギー密度や出力密度が高く、急速充電にも対応できるという。また、i MiEVには走行データや電池電圧、電池温度などのデータ収集システムを搭載しており、同システムを利用してデータ収集を行う。実証実験は12月31日まで実施する予定だ。


URL
株式会社ジーエス・ユアサ パワーサプライ
http://www.gs-yuasa.com/gyp/jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www.gs-yuasa.com/jp/nr_pdf/20081001.pdf
株式会社リチウムエナジー ジャパン
http://lithiumenergy.jp/jp/

(編集部:大久保有規彦)
2008年10月2日