フォルクスワーゲン、「パサートCC」を国内発表 エキサイティングな車をラインナップ |
パサートCCとゲラシモス・ドリザス社長 |
フォルクスワーゲングループジャパン(VWGJ)は20日、ユーザー向けのプライベートイベント「Volkswagen Fest 2008」を富士スピードウェイで開催した。この中で、4ドアクーペ「パサートCC」の日本への導入を発表した。
パサートCCは、2008年1月に米国デトロイトモーターショーで発表され、欧米では発売済みの車種。アッパーミドルクラスの4ドアセダン「パサート」の派生車種で、パサートも併売される。
“4ドアクーペ”と銘打たれているとおり、スタイリッシュな外観が特徴。明らかにパサートよりも車高が低く、伸びやかな印象のスタイルが与えられている。実際、ボディーサイズは4,799×1,855×1,417mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2,711mmと、パサートよりも34mm長く、35mm広く、70mmも低い(数値はすべて英国仕様車)。
発売日、価格、スペックなどは公表されなかったが、展示された車両はV6エンジンと4WDシステムを搭載しており、3.6リッターFSIエンジンを搭載したトップモデルの「VR6 4Motion」であろう。トランスミッションの詳細はわからなかったが、6速DSGと思われる。なお欧米ではFFや、2リッターターボエンジンを搭載したモデルも用意されている。
発表の場にはVWGJのゲラシモス・ドリザス社長がパサートCCに乗って登場。「フォルクスワーゲンといえばポロやゴルフのような車がイメージされるが、今後はティグアンやパサートCCのようなエキサイティングな車もラインナップしていく」と述べ、実用車メーカーというイメージからの脱却を宣言した。また、来年にはシロッコ、新型ゴルフが導入されるとした。
■URL
フォルクスワーゲングループジャパン株式会社
http://www.volkswagen.co.jp/
Volkswagen Fest 2008
http://www.volkswagen.co.jp/fest/popup.html
(編集部:田中真一郎)
2008年10月20日