「パイオニア・カロッツェリア ラリージャパン」レース前日リポート2 ラリーショーとセレモニアルスタートで前夜祭 |
札幌ドーム内に特設されたスーパーSS用コースに、ラリーショーのために出場する全車が並べられた |
世界ラリー選手権(WRC)第14戦「パイオニア・カロッツェリア ラリージャパン」が開幕した10月30日、本格的な競技開始を明日に控え、大会本部のある札幌ドームでは「ラリーショー」と「セレモニアルスタート」が行われた。
ラリーショーは、ファンサービスとして行われるイベントで、16時から出場する86台のラリー車全車の展示と、選手のサイン会が行われた。
ラリー車は、ドームに設けられたスーパーSS(スペシャルステージ)用のコースに置かれ、観客もコース内に入り、間近でマシンを見ることができた。またドライバーやスタッフが傍らにいて、観客と交流したチームもあった。
サイン会は17時30分から20分間行われた。現在ポイントリーダーのセバスチャン・ローブ選手をはじめとするWRCのドライバー、併催されるPCWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)のドライバー全員がサインをするもの。コースの中で本物のマシンを前に、本人からサインをもらえるとあって、長い列ができた。
セレモニアルスタートは、「開会式」にあたるもの。ラリーは特定の区間でスピードを競う「SS」(スペシャルステージ)と、SS間つなぐ移動区間「リエゾン」で構成され、1日にいくつかのSSをこなし、その成績を総合することで最終的な順位が決まる。したがって競技のスタートはSSごとにある。セレモニアルスタートは競技の始まりとしてのスタートではなく、大会の始まりを告げる儀式として全競技車が1台ずつスタート台に上り、紹介されるもの。
セレモニアルスタートはプライベートのエントラントからはじまり、PWRCのエントラント、WRCのエントラントと進み、最後にポイントリーダーのセバスチャン・ローブ選手がスタート台に上った。
なお、競技は31日朝から始まるが、SS3とSS7は天候により路面状態が悪いためキャンセルされた。
■URL
パイオニア・カロッツェリア ラリージャパン
http://www.rallyjapan.jp/
(編集部:田中真一郎)
2008年10月31日