インクリメントPと昭文社、電子地図データベース素材情報の提供などで合意

  インクリメント・ピーと昭文社は10月31日、電子地図データベースにおける素材情報の一部について相互提供などを行うための協業について合意したと発表した。

  今回の合意について両社は、カーナビゲーションシステムやGIS（地理情報システ
ム）、Web、携帯電話端末などにおいて、電子地図データベースの情報精度や網羅性、充実度、新鮮さに対するニーズが高まっており、ニーズに対応するための更新情報の収集に関わる投資や費用がかさんでいるとしている。

  一方で、電子地図データベースを構成する基礎的な素材情報については企業間で共通する部分も多く、両社が協働して素材情報を収集することでコストを抑つつ情報精度や網羅性などをを高めていくことができると考え、合意に至ったとしている。

  今後は、両者間で素材情報の収集方法や収集仕様などの部分的な共通化や、収集
作業を行う際の協働などを図るとしている。また、協業の成果を基にして、個別に両社ブランドの特色を活かした電子地図データの派生製品やサービスの開発を行うとしている。

■URL
インクリメント・ピー株式会社
http://www.incrementp.co.jp/
株式会社昭文社
http://www.mapple.co.jp/

（編集部：大久保有規彦）
2008年10月31日