ホンダ、新型「ライフ」の発表会を開催
CM出演の上野樹里も登場。12月には「ゼスト」の派生車種も発売

新型ライフと本田技研工業株式会社の福井威夫取締役社長、女優の上野樹里さん
11月6日開催

  ホンダは11月6日、翌日より発売する新型「ライフ」の発表会を都内で開催した。

新型ライフと福井威夫社長
  発表会では、取締役社長の福井威夫氏が登壇。「軽自動車市場は、4輪試乗の約4割を占めるようになって大変重要なセグメント」とした上で「ホンダにとっては軽自動車は4輪車の原点であり、これまで燃費などの環境性能をはじめ、すべての分野でホンダらしい新しい価値を提供してきた」と軽自動車におけるホンダの取り組みをコメント。ライフについては、ホンダ車の中で最も多い約150万人以上の利用者がいると言う。

  新型ライフについては「毎日使う軽自動車だからこそ、乗る人を第一に考え、運転しやすく扱いやすい、本当に生活に役立つクルマを目指した」とコンセプトを説明。「ユーザーが毎日の生活を笑顔で迎えられる技術を詰め込むと共に、ホンダらしく真面目に、丁寧に作り込んだ1台である」とコメントした。

  続いて、開発責任者の川勝幹人氏が新型ライフの開発経緯を説明。開発の際に身近な場所を走行して調査した結果、軽自動車は「小さいので運転が簡単で当たり前」という概念がありながら、駐車場や狭い路地などで身を乗り出して運転する人をよく見かけていたと言う。このことから、周囲視界を広げ扱いやすい自動車として開発したとしている。

  また、軽自動車の「多人数で乗る機会は多くない」という概念についても、複数人でショッピングモールなどに行く際に軽自動車を利用しているケースが多かったほか、リアシートを倒すまでではないものの、後席に荷物を置く人も多かったことから、4人乗車時でも快適な空間を実現させたとしている。

ライフ開発責任者の川勝幹人氏新型ライフのインテリア収納ディーラーオプションでは、女性向けのアクセサリーも多数用意する
新型ライフの開発にあたって行われた検証の模様

  このほか、日本営業本部副本部長の小林浩氏が販売戦略を説明。新型ライフはホンダの軽自動車を受託生産している八千代工業の四日市製作所にて生産し、販売台数は月間1万3000台を予定している。また、12月には軽自動車「ゼスト」の派生車種「ゼスト スパーク」の発売を予定していることも明らかにした。

日本営業本部副本部長の小林浩氏12月発売予定のゼストの派生車種「ゼスト スパーク」も予告

  最後に、11月7日より放送される新型ライフのTVCMが公開され、同CMに出演している女優の上野樹里さんも登場。「(CM撮影で)乗ってて明るくて、窓もすごく見やすい。駐車も自分は結構できるけど、たまにしか乗らない女の子だと怖がったりするので、カメラが付いているといいと思います」と感想をコメントした。

発表会に登場した上野樹里さん。新型ライフの中ではGタイプがお気に入りとのことだが、「(展示車が黄色で)黄色が好きだから」とのこと11月7日から放送されるTVCMの1シーン

 

URL
本田技研工業株式会社
http://www.honda.co.jp/
ニュースリリース
http://www.honda.co.jp/news/2008/4081106-life.html
製品情報
http://www.honda.co.jp/LIFE/
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【11月7日】ホンダ、軽自動車「ライフ」をフルモデルチェンジ
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20081106_38058.html

(編集部:大久保有規彦)
2008年11月6日