首都高、PAのないを補完する「スマートPA」実験を開始 |
首都高速道路は11月12日、「スマートPA」(仮称)の実験を開始すると発表した。
スマートPA(パーキングエリア)は、ETCを活用して、PAのない区間でトイレ休憩サービスを提供するための仕組み。
PAのない区間では、首都高速道路の出入口付近の施設のトイレを、首都高速道路利用者のために提供する。施設にはスマートPA ETCを設け、首都高速道路を一旦降りても、通行料金がかからないようにする。
実際には、スマートPA利用時にも一旦は2回分の通行料金が課金されるが、「高速道路を降り、スマートPAを利用し、再度高速道路に乗った」ことがETCで確認されれば、1回分の通行料金がキャッシュバックされる。
スマートPAの概要。(1)で首都高速道路出口利用をチェック、(2)でスマートPA利用をチェック、(3)で2度目の首都高速道路入口利用をチェック。(1)(2)(3)を照合し、一定の要件を満足すれば2度目の通行料がキャッシュバックされる |
トイレは、出入口付近の事業者や首都高高架下の施設を活用する。現在、施設を提供する事業者と交渉を進めている。
実験では、12月頃から200名程度の利用者モニターを募集。東京、横浜、埼玉の4カ所程度で2009年2月頃から約半年間実験し、モニターとトイレを提供する事業者の意見を聞く。
■URL
首都高速道路株式会社
http://www.shutoko.jp/
ニュースリリース
http://www.shutoko.jp/info/h20/1112smartpa.html
(編集部:田中真一郎)
2008年11月12日