電気自動車の価格、約半数が200万円未満を希望
アリババ「エコ自動車に関する調査」より

三菱自動車「iMiEV」
 企業間トレードサイトを運営するアリババは1月6日、「エコ自動車に関する調査」の結果を発表した。

 自動車ユーザーがエコ自動車、電気自動車にどのような意識を持っているか、自家用車を保有する男女300名にインターネット調査したもの。調査期間は2008年12月9日~11日。

 調査内容は「環境に最も良いとイメージする自動車」「電気自動車の認知」「知っている電気自動車」「電気自動車への関心の有無」「電気自動車のイメージ」「電気自動車の購入価格」「電気自動車の開発において最も期待するメーカーとその理由」。

 環境に最もよいとイメージされる自動車は、1位が「電気自動車」41.7%、2位が「ハイブリッドカー」26.0%、3位が「水素自動車」23.7%。

 電気自動車には6割以上の人が関心を持っており(「とても関心がある」18.0%、「やや関心がある」45.7%)、66.3%が電気自動車を「知っており、内容も理解している」と答えてる。エコカーとしての認知度は電気自動車が圧倒的で、関心も高いが、電気自動車の内容を理解している人は男性では84.0%いるのに対し、女性は48.7%にとどまっている。

 電気自動車に関心がある人の中での「電気自動車のイメージ」は、2位までを「環境にやさしい」78.5%、「静かな」75.4%といったポジティブなもの占めるが、これに続くのは「充電において不便な面がある」69.6%、「価格が高い」66.5%、「走行距離が短い」(62.8%)といった、実用化への障壁がまだあるというイメージだ。

 電気自動車の購入希望は半数に及ぶが、希望する価格帯は「150~200万円未満」24.7%、次に「100~150万円未満」20.0%、「200~250万円未満」18.0%と続く。

 なお電気自動車の車種名は、三菱自動車「iMiEV」(42.4%)、スバル「R1e」(16.5%)、日産自動車「でんきキューブ」(11.1%)と、TV CMなどの効果もあってiMiEVが圧倒的に知名度が高いが、電気自動車の開発に最も期待するメーカーは「トヨタ」39.8%、「ホンダ」19.9%となっており、三菱自動車はこれに次ぐ8.9%となっている。

 

URL
アリババ株式会社
http://www.alibaba.co.jp/
ニュースリリース
http://www.alibaba.co.jp/static/aboutalibaba/presscenter/news/interior090106.htm

(編集部:田中真一郎)
2009年1月6日