国土交通省、次世代道路サービスのモニターを500名程度募集 専用車載器で音声による交通情報などを配信 |
国土交通省の国土技術政策総合研究所は、DSRC(専用狭域通信:Dedicated Short Range Communication)車載器を利用した次世代道路サービスのモニター募集を1月22日より開始する。募集人数は500名程度。
今回モニター募集する次世代道路サービスは、専用の発信型DSRC車載器を利用して特定地点を走行している車両に音声で交通情報などを提供するもの。サービスは、走行地点や進行方向に応じて所要時間や渋滞状況などの道路交通情報を音声で提供する「音声による交通情報提供サービス」、見通しの悪い合流部での合流支援や、見通しの悪い地点で前方障害物情報を通知する「音声による安全運転支援情報提供サービス」を提供する。
サービス提供は首都高速道路で行い、4号新宿線の永福/幡ヶ谷/外苑付近、5号池袋線の早稲田志村付近で交通情報提供サービスを、都心環状線(C1)の谷町付近と5号池袋線の東池袋付近で合流支援を、4号新宿線の新宿/代々木/赤坂付近と湾岸線の臨海副都心出口で前方障害物情報提供を実施する。なお、DSRC車載器はETC車載器としても利用可能で、全国の有料道路などでETCが利用できる。
モニター募集は1月22日~2月27日まで特設Webサイトにて受け付けており、東京都/神奈川県/埼玉県/千葉県在住で4輪車を保有し、ETCカードの取得が可能な500名程度を募集。応募者多数の場合は審査の上当選者を決定し、当選者には3月上旬より順次DSRC車載器を貸与する。当選者は、指定店舗でDSRC車載器を取り付けた後にモニター対象区間を一定回数以上走行し、特設サイトで実施されるアンケート調査に回答する必要がある。モニターの終了時期は未定だが、1年以上実施する予定だ。
■URL
国土交通省
http://www.mlit.go.jp/
国土技術政策総合研究所
http://www.nilim.go.jp/
DSRC車載器モニター特設Webサイト
http://www.nilim.go.jp/its/dsrc_moni/
(編集部:大久保有規彦)
2009年1月22日