ITS推進協議会、ITS大規模実験の一般公開参加者を受付 事前申し込みで公道試乗も可能

ITS-Safety2010のWebサイト

　ITS推進協議会は1月28日、ITS（Intelligent Transport System：高度道路交通システム）の大規模実証実験「ITS-Safety2010」の一般向け公開デモンストレーション参加の受付を、Webサイトで開始した。

　ITS-Safety2010は東京都の臨海副都心地区を中心とした公道で1月12日から行われている、安全運転支援システムの実証実験。国土交通省自動車交通局による「ASV（Advanced Safety Vehicle）」、警察庁と新交通管理システム協会による「DSSS（Driving Safety Support Systems）」、国土交通省道路局による「スマートウェイ」の3つのプロジェクトがあり、国内自動車メーカー14社と、海外自動車メーカー2社らが参加する。

　公道を封鎖せず、一般通行と共存する形で実験車両を使った大規模な実証実験を行うのは、これが世界初。

　2月25日～28日には、一般参加者が実験車両に乗り公道でデモ走行を体験する「公道試乗会」や、各プロジェクトのシステムや車両の屋内外での展示、シンポジウムを含む「公開デモンストレーション」が行われる。

　展示とシンポジウムはお台場の日本科学未来館で行われ、デモ走行は首都高速道路と臨海副都心地区の一般道で行われる。

　公道試乗会とシンポジウムには誰でも参加できるが、事前申し込みが必要で、応募者多数の場合は抽選となる。申し込みはITS-Safety2010のWebサイトから行う。また、一般公開プログラムの詳細も同サイトに掲示される。

　ITS推進協議会は、ITSに関わる関係各省庁と、「ITS Japan」などの民間団体で構成されている。ITS Japanは、自動車、電機などのITS関係メーカーで作る団体。

■URL
ITS -Safety 2010
http://www.its-safety2010.jp/
ITS推進協議会
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/others/its.html
ITS Japan
http://www.its-jp.org/
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（編集部：田中真一郎）
2009年1月28日