省エネルギーの展示会「ENEX2009」を開催
「みまもりくんオンラインサービス」など省エネ大賞受賞製品を展示
東京ビックサイトで開催されているENEX2009

2月10日~12日(東京ビックサイト)
2月19日~21日(インテックス大阪)
入場無料



  経済産業省資源エネルギー庁財団法人省エネルギーセンターは、省エネルギーや新エネルギーの展示会「ENEX2009 第33回 地球環境とエネルギーの調和展」を、2月10日~12日まで東京ビックサイトで、2月19日~21日まで大阪府大阪市住之江区の「インテックス大阪」で開催する。入場料は無料。

  ENEX2009は、省エネルギーセンターが1月29日に発表した「平成20年度第19回省エネ大賞(省エネルギー機器・システム表彰)」の受賞作品のほか、省エネルギーに関連した製品や技術を展示するイベント。省エネ大賞は、自動車関連では、経済産業大臣賞をいすゞ自動車のエコドライブ推進システム「みまもりくんオンラインサービス」が、資源エネルギー庁長官賞を日産自動車のクリーンディーゼルエンジン搭載車「エクストレイル 20GT」が、省エネルギーセンター会長賞を三菱ふそうトラック・バスの大型ノンステップ路線バス「エアロスター エコ ハイブリッド」が受賞している。

  ENEX2009開会初日にあたる2月10日には、東京都江東区の「東京ビックサイト」にて省エネ大賞の授賞式が行われた。授賞式には、主催者側より経済産業大臣政務官の谷合正明氏が出席し、「省エネは、エネルギー安全保障、地球温暖化の克服のほか、原油価格が乱高下するなかで日本経済が成長を続けるために必要不可欠な取り組み」と前置きし、日本のハイブリッドカーが世界市場で多くのシェアを占めているという例を挙た上で、「我が国の強みを活かし、今こそ官民総力を揚げてピンチをチャンスにする時」と述べた。

  また、経済産業省の今後の取り組みについては、「先端分野に果敢に投資し、21世紀にふさわしい新たな産業を育成すべき」とした上で、「省エネルギー分野など、今後の成長が期待できる分野について成長戦略の策定を進めている」と方針を明らかにした。省エネ大賞の受賞者らには、「これらの取り組みは、日本が省エネ国家として世界をリードする上でおおいに参考とされるもの。省エネに終わりはなく、世界のトップランナーとして国民の先頭に立ち、省エネの取り組み積極果敢に実行してもらいたい」と激励した。

表彰を受けるいすゞ自動車株式会社取締役会長の井田義則氏(右)谷合正明経済産業大臣政務官このほかの審査員の面々。ビートたけしさんの実兄として知られる北野大氏も参加
いすゞ自動車は、みまもりくんオンラインサービスをデモとパネルで紹介日産は、エクストレイル 20GT搭載のクリーンディーゼルエンジン「M9R」のカットモデルを展示
三菱ふぞうは、エアロスター エコ ハイブリッドをパネルで紹介東京電力ブースに展示されている、三菱自動車工業の電気自動車「i MiEV(アイ ミーブ)」新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)ブースに展示されているスバルの電気自動車「スバル・プラグイン・ステラ・コンセプト」
NEDOブースで参考出展されている、電気自動車向け無線充電システム。三菱重工業製で家庭への設置を考慮しているとのこと(左から)NEDOブースで参考出展されている、富士重工業製自動車用省エネランプと昭和飛行機工業製の小型非接触給電システム
三菱ふそうと同様に省エネルギーセンター会長賞を受賞した、三菱電機の融雪用温水ヒートポンプユニット「MEL SNOW」。豪雪地帯の家庭の駐車場への敷設に適しているとのこと
アイドリングストップ機能搭載車の試乗会も開催。2008年12月に発売した「スマート フォーツー mhd」の試乗が可能で、クーペとカブリオレを用意。このほか、トヨタの「クラウン セダン」も用意する住友ゴム工業は、ダンロップブランドのエコタイヤや技術を展示
俳優/格闘家の藤岡弘さんなどが登場したイベントステージは、太陽光発電や風力発電で充電し、イベント使用や走行が出来るキシムラインダストリー製の「エコモービル」を使用。日野自動車の中型トラック「レンジャー」がベース