ケンウッドは、1DINメインユニットやチューンナップサブウーファー、パワーアンプの2009年モデルを3月上旬より順次発売する。価格は2万2050円～6万8250円。

　今回発売する製品は、1DINメインユニット「I-K70V」「I-K70」「VDR-77」の3製品、チューンナップサブウーファー「KSC-SW01」の1製品、パワーアンプ「KAC-X1D」「KAC-X4D」の2製品。

　I-K70VとI-K70は、1DINサイズのCDメインユニットで、付属のiPod用インターフェースケーブルを利用することでiPodやiPhone 3Gの操作/再生/充電ができる。また、iPodインターフェースケーブルを使用しない場合はUSB接続が可能で、USBメモリーやカードリーダー経由のメモリーカードに保存されたMP3/WMA/AACファイルの再生も可能。CD-Rに保存されたファイルの再生もサポートする。

　iPod接続時は、iPod用インターフェースケーブルを利用している場合であれば、メインユニット側、またはiPod側からiPodを操作できる。本体ディスプレイは曲のタイトルやアルバム名、アーティスト名を表示できる日本語5行表示ディスプレイを採用し、日本語4行＋スペアナ1行表示や日本語1行＋スペアナ表示といった表示切り替えもできる。検索機能では、CDやUSBデバイスの保存ファイルが検索ができる「ミュージックサーチ機能」を搭載し、iPodでは「アルファベットサーチ機能」や「スキップサーチ機能」も利用できる。

　このほかでは、最大出力50W×4chのアンプ、デジタルタイムアライメントやイコライザーなどから構成される音質調整機能を統合した新開発のDSP、よく操作する機能を6 種類までプリセットできる「Favorite Memory機能」を搭載する。I-K70VとI-K70の相違点はイルミネーションで、I-K70Vは赤/緑/青の3色を10段階調整し約1000種のカラーが設定できる「バリアブルカラーイルミネーション」を、I-K70はキーやボタンの操作に応じて光量が変化する「アドバンスト・イルミネーション・エフェクト」を搭載する。

　VDR-77は、DVD/CD/USBデバイスに対応した1DINメインユニット。前面にUSBポートと3.5mmミニジャックのAUX入力端子を装備する。動画再生で、DVD-VideoのほかDivX、MPEG-1/2、静止画ではJPEGの再生に対応しており、USBデバイスに保存されたファイルも再生できる。CPRMには非対応で、DivXはUSBデバイスで再生する場合は上限ビットレートが2Mbpsまでとなる。

　また、別売のiPodインターフェースケーブル「KCA-iP240V」を利用することで、iPodやiPhone 3Gに保存された動画の再生も可能。音楽再生のみに特化した別売iPodインターフェースケーブル「KCA-iP101」も用意する。このほか、最大出力50W×4chのアンプ、ミュージックサーチ機能、iPod向けのアルファベットサーチ機能とスキップサーチ機能、新開発のDSPを搭載する。

I-K70	VDR-77

　KSC-SW01は、本体サイズが270×180×70mm(幅×奥行き×高さ)の業界最小サイズを実現したチューンナップサブウーファー。新規開発ユニットと高品位、高効率設計により小型化を図りながら150Wの最大出力を確保。スピーカー部には16cmの振動板、直径110mmのフェライトマグネット、直径40mmのボイスコイルを装備し、アンプ部は音質重視の回路で構成。本体背面にアルミダイキャストフレームを装備した密閉型エンクロージャーを採用することで、高い放熱性と剛性を両立したとしている。このほか、ブルーイルミネーション付リモコンが付属する。

　モノラルD-classアンプのKAC-X1Dと、4ch D-ClassアンプのKAC-X4Dは、本体サイズが235×192×520mm(幅×奥行き×高さ)で、従来製品より49％の小型化を図ったパワーアンプ。4層基板を新たに採用し、ファン設置の効率化、3カ所の吸気口の追加を図り信頼性を向上させている。

　機能面では、「サーマル・マネジメント・システム」を搭載。音楽を大出力で連続再生し高温となった時のシャットダウンを防止し、安全かつパワフルな音楽再生を持続することが可能になったとしている。また、KAC-X1Dのみブリッジ出力から音声信号をフィードバックする「デュアルΣドライブ」を搭載し、ダンピングファクターの改善、ひずみやスイッチングノイズの減少などを図り精度の高い出力を実現したと言う。

KSC-SW01	KAC-X1D	KAC-X4D

■ラインナップ