東洋ゴム、トラック&バス用低燃費タイヤ「M667 ZEROSYS Premium」
「M614 ZB」から転がり抵抗を35%低減

M667 ZEROSYS Premium

2009年3月2日発売予定
オープンプライス




 東洋ゴム工業は、トラック&バス用の低燃費タイヤ「M667 ZEROSYS Premium」を3月2日より発売する。発売サイズは11R22.5 16PR、275/80R22.5 151/148J、295/80R22.5 153/150Jの3サイズで、価格はオープンプライスとなっている。

 同社では2002年以降トラック&バス用の低燃費タイヤ「ZEROSYS(ゼロシス)シリーズ」として、「M136 ZEROSYS(リブタイヤ)」、「M166 ZEROSYS(リブタイヤ)」、「M666 ZEROSYS(オールウェザータイヤ)」、「M966 ZEROSYS(スタッドレスタイヤ)」を展開しており、シリーズの第5弾となるM667 ZEROSYS Premiumは、特に高速道路利用率の高い車輌向けのオールウェザータイヤとして開発されている。

 M667 ZEROSYS Premiumは、転がり抵抗を最大限に低減させるために、これまで培ってきた数々の低燃費技術に加え、ゴム配合・パターン等を新たに開発。同社のトラック・バス用オールシーズンタイヤ「M614 ZB」と比較して転がり抵抗を35%低減したと言う。さらに、同社のトラック&バス用タイヤ基盤技術「e-balance(イーバランス)」を採用し、タイヤの基本となる環境性・燃費性・経済性・耐久性などの諸性能を高いレベルで向上させたと言う。

各ブロックを千鳥配置しブロック剛性を確保、転がり抵抗を低減する高剛性格子パターンを採用。ショルダーにはジグザグトラクショングルーブでエッジ要素を増やし、滑りを抑制。さらにショルダーサイプで編摩耗を防ぐ低発熱カーボンや低発熱ポリマーを採用し、さらにそれらの結びつきを強くする特殊分散剤を使用したZEROSYSプレミアムコンパウンド。これによりタイヤの発熱を防ぎ、転がり抵抗の低減と摩耗ライフを確保している

(編集部:瀬戸 学)
2009年 2月 23日