Alfa Romeo、「MiTo GTA Concept」をジュネーブモーターショーに出展 240HP、直列4気筒 1.75リッターターボエンジンを軽量ボディーに搭載 |
Alfa Romeoは、コンセプトカー「MiTo GTA Concept」を3月3日から開催される「ジュネーブモーターショー」で公開する。
MiTo GTAは、Alfa Romeoのコンパクトカー「MiTo」をベースにし、伝統のグレード名であるGTA(Gran Turismo Alleggerito)を冠したモデル。Alleggeritoはイタリア語で軽量という意味だが、MiTo GTAでは、リアスポイラー、ルーフ、ドアミラーカバーなどにカーボンファイバーを使用して軽量化。これにより優れたパワーウエイトレシオを実現していると言う。
搭載されるエンジンは、直列4気筒 1.75リッター直噴ガソリンターボで、吸気および排気バルブに可変バルブタイミング機構を採用し、3000ccクラスに匹敵する240HPの出力を発揮する。
そのほか、Magneti Marelliとの共同開発による「Alfa D.N.A」システムを装備し、アクティブサスペンションやエンジン、スタビリティコントロールシステムであるVDCの特性を切り替えることができるようになっている。用意されているモードは、スポーツドライビングのための「ダイナミック」、通常ドライブのための「ノーマル」、雨や雪などに向く「オールウェザー」の3モード。
ブレーキシステムは、Brembo製の4ポット対向ピストンを持つ一体型のキャリパー、鉄とアルミの2つの素材で鋳造されたディスクからなり、通常のディスクブレーキシステムより15%から20%軽量化。また、19インチホイールに履くタイヤはPirelliの新高性能タイヤとしている。
迫力のある外観を持つMiTo GTA。ボディー下面は空力を考慮しており、リアのディフューザーや大径マフラーが目を引く |
(ヴァンサン・スティーブネル)
2009年 3月 2日