日産、ジュネーブショーで「インフィニティ エッセンス」「QAZANA」を公開 インフィニティ20周年のハイブリッドコンセプトと、小型クロスオーバーコンセプト |
QAZANA |
インフィニティ エッセンスは、同社の高級車ブランド「インフィニティ」の北米での販売開始から20周年を迎えることから企画された高級スポーツクーペのコンセプトカー。パワートレインは、440馬力を発生するツインターボチャージャー付きの3.7リッターガソリンエンジン「VQ37」と、160馬力を発生する新開発の3Dモーターを組み合わせた、パラレル式のハイブリッドシステムを採用している。
QAZANAは、ボディーサイズが4060×1780×1570mm(全長×全幅×全高)のコンパクトクロスオーバーSUVのコンセプトカー。「ムラーノ」や「キャシュカイ(日本名:デュアリス)」で確立された日産のクロスオーバーラインアップのイメージを後押しするというコンセプトの元に、ホイールアーチ形状を大型化して力強さと安定感と強調しつつ、スポーティなデザインのアッパーボディを組み合わせている。2010年の商品化が計画されており、英国サンダーランド工場で生産予定だとしている。
このほか日産は、新型小型バン「NV200」をはじめ、欧州で初公開となる「370Z(フェアレディZ)」や「キューブ」、インフィニティブースでは「G37 コンバーチブル」なども、ジュネーブモーターショーに出展している。このうち、370Zは2009年7月に、キューブは2009年秋に欧州で販売する予定のほか、NV200は2009年末からスペインのバルセロナ工場で生産を開始するとしている。
(編集部:大久保有規彦)
2009年 3月 4日