スズキ、ジュネーブショーに欧州向け新型コンパクト「ALTO」を出展 低価格と低燃費を実現し、3月から欧州で順次発売 |
スズキは、3月3日から開催されてる「ジュネーブモーターショー」で新型コンパクトカー「ALTO(アルト)」を出展した。
ALTOは、スズキが3月より欧州各国で順次販売開始するAセグメントのコンパクトカー。「スイフト」「SX4」などに続くスズキの世界戦略車で、スズキのインド子会社であるマルチ・スズキが生産し欧州に輸出。インド国内でも「A-star(エースター)」として販売している。日本国内で販売している軽自動車「アルト」とは異なる製品で、日本市場での販売予定はないと言う。
特長としては、ユーザーの経済的メリットを重視して設計されており、ハイブリット技術などの高コスト技術を採用しないことで低価格での発売を目指した。また、デザインの段階から風洞実験を繰り返すことで空力性能を向上させ、CO2排出量をMT車で1kmあたり103gに低減。約23km/Lの低燃費を実現した。エンジンは、1.0リッターの「K10B」を搭載する。
このほかスズキは、ジュネーブモーターショーにALTOや「スプラッシュ」にアイドリングストップ機構や可変バルブタイミング機構を搭載した車両を参考出展しており、CO2排出量をALTOで95g/km、スプラッシュで109g/kmに低減することを目指していると言う。
(編集部:大久保有規彦)
2009年 3月 4日