ETC助成に申込多数、各販売店で品切れ 受け付けを終了する販売店も |
3月12日に始まったETC車載器の導入助成だが、多数の申し込みがあり、取扱店では車載器の供給不足や取り付けに時間を要する状態になっている模様だ。
この制度は4輪車用ETC車載器の購入(セットアップと取付を含む)に、5250円が国から補助されるもの。2年以上の分割払いかリース契約をしないと補助を受けられないが、一部販売店では購入時に「購入金額(助成金を除く)-100円」を、2年後に100円を支払う金利なしの2回払いプランなどを用意している。
助成の発表当日から、各取扱店のホームページや電話はつながりにくい状態が発生していたが、取扱店の1つ、ドライバースタンドは、助成の受け付けをすでに締め切った。3月31日までに購入・セットアップを済ませるのが助成の条件だが、車載器の供給と取り付けが間に合わないため。
イエローハットとジェームスは、受付が混雑していること、車載器が売り切れるなどにより、助成を受けられない場合があることを告知している。イエローハットは助成の申込用紙が欠品する場合があるとも記載している。
用品店最大手のオートバックスセブンは、Webサイトに告知は出していないものの、各店舗での取付予約はすでに月末までいっぱいで、車載器もバックオーダーを抱えている状態と言う。同社のショッピングサイトでは車載器は全機種売り切れており、次回入荷は未定と表示され、取り扱いを一時休止している。
首都高速道路は、関連団体のクレジットカードに加入することを条件に、車載器の価格が無料(取り付けは有料)になるキャンペーンを始めた。会場に来場してその場で取り付けなければならないので、1日に販売できる台数が限られているが、連日、受付開始と同時に売り切れになるという。
助成は2輪車でも行われており、こちらは1万5750円が補助されるが、状況は4輪と同様で、受け付けを停止した取扱店もある。
助成期間の延長が期待されるところだが、高速道路交流推進財団は「平成21年度も、国、高速道路会社と相まって、引き続き実施すべきものと考えていますが、助成台数については、理事会等で決定後お知らせします」としている。
(編集部:田中真一郎)
2009年 3月 17日