日産、「キューブ」「ノート」など7車種でエコカー減税対応の改良を実施 「Nissan ECO シリーズ」としてエコカー減税対応車種をアピール |
日産自動車は、同社が販売している自動車7車種で「エコカー減税」に対応する改良を実施し、4月23日に発売する。
エコカー減税は、国土交通省が3月30日に発表した「環境性能に優れた自動車に対する自動車重量税・自動車取得税の特例措置」を示すもので、低燃費認定車などの自動車取得税や自動車重量税を免除または軽減する。今回日産は、「キューブ」「ノート」「ティーダ」「ティーダ ラティオ」「ウイングロード」「エクストレイル」「セレナ」の7車種を改良し、減税措置に適合させる。
改良内容は、キューブ/ノート/ティーダ/ラティオ/ウイングロードで、発進時に燃費意識の高いアクセル操作を補助する機能を追加。短時間アクセルを踏んだ状態での変速を抑える、Dレンジでの停車時にNレンジ状態に制御する時間を拡大、ロックアップ領域を拡大といったエンジンとCVTの制御を変更し、燃料消費を削減する。
また、バッテリーの充放電量を増やし、低速域までオルタネーターが回生を行うよう変更することで、燃料消費を削減。エンジンルーム下などに空力パーツを追加して空気抵抗を低減させ、燃費向上を図っている。
加えて、ティーダとラティオの一部グレードの「カーウイングスナビゲーションシステム」装備車には「エコドライブ支援」を追加する。エコドライブ支援は、エンジンとCVTの協調制御による急なアクセル操作などの補正、カーナビ情報を利用したエンジンブレーキのコントロールやエンジン回転数の最適化を行い、燃費を向上させる。
このほか、エクストレイルとセレナの2.0リッターエンジン「MR20DE」搭載の4WD車でもCVTのロックアップ領域を拡大している。今回の改良によって、日産の減税措置適合車は13車種に拡大。これらを「Nissan ECO シリーズと総称して販売すると言う。
ティーダ ラティオ | ウイングロード | セレナ |
(編集部:)
2009年 3月 31日