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ストレートスピード100km/h超のタミヤ掛川サーキットが全天候型サーキットにリニューアルオープン

野球解説者 山本昌さんが走り初め

2016年6月11日 オープン

 タミヤは6月11日、静岡県掛川市にある「タミヤ掛川サーキット」を全天候型のサーキットにリニューアルしてオープン。オープン当日は、RC(ラジオコントロール)カーファンで知られる野球解説者の山本昌さんがゲストとして登場、新サーキットの走り初めを行なうなど、オープングイベントが実施された。

野球解説者の山本昌さんが走り初めを実施
オープニングイベントでは、ゲストの山本昌さんによる走り初めのほか、TRF(タミヤ レーシング ファクトリー)ドライバーなどによるデモ走行が実施された
エンジンRCのデモ走行
電動RCのデモ走行
デモ走行を披露したTRF(タミヤ レーシング ファクトリー)ドライバー

 タミヤ掛川サーキットは1996年にオープンしたRC専用サーキット。今回、2016年で20周年を迎えることから、大規模な施設の改修工事が実施された。コースレイアウトや路面舗装、操縦台を一新するとともに、オンロードコースとピットエリアをカバーする大型テントを設置して降雨を気にすることなく利用できる全天候型の施設として生まれ変わった。さらに、ファミリーでの来場にも配慮して女性用休憩スペースを新設。利用者が快適にRCカーを楽しめる環境を整えた。

 サーキットの落成式には、タミヤ代表取締役会長の田宮俊作氏、掛川市長の松井三郎氏らが参加して、挨拶の言葉を述べた。

タミヤ代表取締役会長の田宮俊作氏
掛川市長の松井三郎氏

 田宮氏は「新たに全天候型になり日本には珍しいサーキットになりました。掛川でサーキットをオープンして20年が経ちましたが、1番ありがたいのは今回の計画に対しても掛川市が熱心に後押ししていただきました。また、この地で大会をやりますと、近隣の愛知県にとどまらず、鳥取、福井、最近では飛行場ができて沖縄や北海道からやってきてくれました。今まで以上に努力してRCファンの方に集まっていただき、この掛川のサーキットがRCファンのメッカになるようにしていきたい」と、今後の意気込みを述べた。

 一方、松井氏は「タミヤさんが掛川にあるというだけで大変な誇りで自慢でした。あらためて全天候型のサーキットが加わることで全国、世界に発信できる地になった。掛川がRCの拠点、RCファンのメッカになるように掛川市民こぞって応援をさせていただきたい。今後、多くのRCファンがこの掛川市を訪れ、新たな名所としてさらに成長させることを期待しています」と、祝辞を述べた。

 6月12日には、新コースを使用したレースイベントを開催され約300名以上の人たちがエンントリー。前日となる11日は12日のレースに向けて練習走行を行う人の姿があった。

サーキットと操作台をテントで覆って天候を気にせずにRCを楽しめるようにした
操縦台から見て右奥に位置する場所から撮影
操縦台から見て右手前から撮影
操縦台から見て左奥に位置する場所から撮影
操縦台から見て左手前から撮影
操縦台から見たようす
エンジンRCのコースを実際に歩いてみた
操縦台前のスタート位置から第1コーナーとなるコーナー
クネクネと続くコーナー
マシンによっては130km/hに達するというストレートへ
ストレート終わりのコーナー(富士スピードウェイでいうところの第1コーナーか)
もう疲れた……。でなくイベント開催時間が迫ったのでここまで。
トイレや化粧室を備えた女性専用の施設
ちょっとした休憩スペースにもなっている
おしゃれな化粧室
窓にステンドグラスがはめこまれているトイレ
レース前のチューニング風景。仲間と情報交換しながらマシンの調整を楽しむのは実際のサーキットでも見られる光景だ
サーキットに併設されているショップには各種パーツを用意