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ホンダ、「スーパーカブ」など計15万5761台の燃料ポンプに不具合。改善対策とリコール実施

2016年9月8日 発表

ホンダ、「スーパーカブ」など燃料ポンプの不具合で改善対策とリコールを実施

 本田技研工業は9月8日、「スーパーカブ」など計15万5761台の燃料ポンプに不具合があるとして、改善対策とリコールを国土交通省に届け出た。対象車の製作期間は2011年12月13日~2015年10月20日。

 不具合は、燃料ポンプ内の樹脂製インレットカバーの材質が不適切なため、製造時に使用した試験油に長時間浸漬されると、使用過程において当該インレットカバーが膨張し、インペラと干渉することがある。

 そのため干渉部の抵抗が大きくなり、干渉部から生じた磨耗粉がインレットカバーとインペラ間に噛み込むと、最悪の場合、燃料ポンプが停止してエンストして再始動できなくなるおそれがある。

 改善対策として、全車両の燃料ポンプユニットを対策品と交換する。なお、本件は2013年9月12日と2014年10月16日にも改善対策の届出を行なっていたものだが、新たな原因が判明したため対象を拡大した。