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三菱自動車、Jリーグ「浦和レッズ」の出資比率を19.8%に引き下げ

三菱重工業と「ダイヤモンドF.C.パートナーズ株式会社」(仮称)を共同設立

2016年10月31日 発表

 三菱自動車工業は10月31日、三菱重工業と共同してJリーグクラブの「浦和レッドダイヤモンズ」の経営に関わる新たな体制を構築する予定であると発表した。

 三菱自動車はクラブの発足以来、25年間に渡って浦和レッズの筆頭株主として支援を継続してきたが、10月20日に日産自動車から2370億円の出資を受けたことで日産が三菱自動車の発行済み株式の34%を保有する単独筆頭株主になった。これに関連して「Jリーグクラブライセンス交付規則」に抵触することとなったため、浦和レッズに対する出資比率を引き下げる必要が発生。三菱自動車が保有する株式の全数を三菱重工業と共同設立する新会社「ダイヤモンドF.C.パートナーズ株式会社」(仮称)に譲渡することが決定された。

 ダイヤモンドF.C.パートナーズは三菱自動車39.2%、三菱重工業60.8%の出資比率で、浦和レッズ株式の50.6%を保有。これにより、間接持ち分は三菱自動車が19.8%、三菱重工業が30.8%に相当する。なお、この決定はJリーグ、および浦和レッズ取締役会の承認を経て正式発効するものとなる。

 この発表のなかで三菱自動車は、「当社は、三菱重工と共同してJリーグ理念を尊重し、浦和レッズを支える地元自治体や企業、ファン・サポーターをはじめとする全てのステークホルダーの皆様とともに、浦和レッズを支援してまいります」としている。