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スバル、「スマートアシストIII」全車標準装備の新型軽自動車「シフォン」「シフォン カスタム」

軽量化と空気抵抗の低減などで「2020年燃費基準」全車達成

2016年12月13日 発売

シフォン:128万5200円~154万4400円

シフォン カスタム:161万7840円~187万3800円

 スバル(富士重工業)は12月13日、新型軽自動車「シフォン」「シフォン カスタム」を発売した。価格はシフォンが128万5200円~154万4400円、シフォン カスタムが161万7840円~187万3800円。

シフォン
モデルエンジン変速機駆動方式価格減税レベル(取得税/重量税)
L スマートアシスト直列3気筒DOHC 0.66リッターCVT2WD1,285,200円80%/75%
G スマートアシスト1,420,200円80%/75%
L スマートアシスト4WD1,414,800円80%/75%
G スマートアシスト1,544,400円80%/75%
シフォン
シフォン カスタム
モデルエンジン変速機駆動方式価格減税レベル(取得税/重量税)
R スマートアシスト直列3気筒DOHC 0.66リッターCVT2WD1,617,840円80%/75%
R Limited スマートアシスト1,652,400円80%/75%
RS Limited スマートアシスト直列3気筒DOHC 0.66リッターターボ1,749,600円60%/50%
R スマートアシスト直列3気筒DOHC 0.66リッター4WD1,742,040円80%/75%
R Limited スマートアシスト1,776,600円80%/75%
RS Limited スマートアシスト直列3気筒DOHC 0.66リッターターボ1,873,800円60%/50%
シフォン カスタム

 スバル初のスーパーハイトモデルとなるシフォン、シフォン カスタムは、ダイハツ工業から車両供給されるOEMモデル。1365mmの室内高とロングスライドする助手席シートに加え、両側スライドドアの助手席側にBピラーをドア内蔵にして1490mmの開口幅を実現する「ミラクルオープンドア」を採用。高いユーティリティを備えるモデルとなっている。

 また、ボディ外板のフェンダー類やリアハッチなどを樹脂化し、高張力鋼板、超高張力鋼板などを採用することでボディ剛性を確保しながら車両重量の軽量化を図り、リアハッチ一体型のルーフスポイラーといった空力パーツの採用で空気抵抗を低減。スペース効率の高いスーパーハイトワゴンながら、自然吸気エンジンの2WD(FF)車で28.0km/LのJC08モード燃費を実現。さらに同4WD車で25.8km/L~27.0km/L、ターボエンジンの2WD(FF)車で26.0km/L、同4WD車で24.6km/Lと、全車で「2020年燃費基準」を達成しており、これを受けて全車がエコカー減税の対象となっている。

 このほか、先進安全装備として車両前方の状況をフロントウィンドウのステレオカメラで認識する「スマートアシストIII」を新採用。単眼カメラとレーザーレーダーを組み合わせて使っていた従来の「スマートアシストII」から進化したことで、視野内にある物体を立体的にとらえ、同時に複数を認識することも可能になった。

 これにより、従来のスマートアシストIIでは衝突の危険がある場合でもブザー音とメーター内表示での注意喚起にとどまっていた歩行者に対しても、約4km/h~50km/hの領域で自動的にブレーキを効かせて衝突の回避、または被害軽減を図る「緊急ブレーキ」を作動させられるようになったほか、車両を対象とした緊急ブレーキの作動速度が、従来の約4km/h~50km/hから約4km/h~80km/hに高まっている。

 このほか、ステレオカメラが対向車のヘッドライトなどを検知し、自動的にヘッドライトのハイビームとロービームを切り替える「ハイビームアシスト」も新たに採用された。

軽量化や空気抵抗の低減などでJC08モード燃費は自然吸気エンジン車で25.8km/L~28.0km/L、ターボエンジン車で24.6km/L~26.0km/Lを達成。全車がエコカー減税の対象となっている
フロントウィンドウにステレオカメラを備える「スマートアシストIII」を新採用歩行者に対しても「緊急ブレーキ」が作動するようになるなど安全性が高められた
RS Limited スマートアシストにはSRSカーテンエアバッグをメーカーオプション設定
内装色は明るいブラウン系を基本に、シート表皮やドアトリムなどがブラックになる「ブラックインテリアセレクション」をオプション設定