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三菱自動車、「アウトランダーPHEV」計2万3179台をリコール

点火プラグのくすぶりが発生してエンジンが始動せず、走行不能となるおそれ

2017年5月18日 発表

エンジン制御プログラムとPHEVシステム制御プログラム、点火プラグの仕様が不適切で走行不能になる恐れがあることから、「アウトランダーPHEV」計2万3179台のリコールが行なわれる

 三菱自動車工業は5月18日、エンジン制御プログラムとPHEVシステム制御プログラム、点火プラグの仕様が不適切だとして、「アウトランダーPHEV」のリコールを国土交通省に届け出た。対象となるのは2013年1月17日~2015年6月15日に生産した計2万3179台。

 リコールの内容は、エンジン制御プログラムとPHEVシステム制御プログラム、点火プラグの仕様が不適切なため、エンジンの始動時間が短い状態でモーターのみで走行するEV走行を繰り返すと点火プラグのくすぶりが発生することがある。そのため、エンジンの始動が必要となった際にエンジンが始動せず、EVバッテリーに充電されないままEV走行を続けると、バッテリー残量が無くなり走行不能となるおそれがある。

 改善対策として、全車両でエンジン制御プログラムとPHEVシステム制御プログラムを対策仕様に書き替え、点火プラグを対策品に交換する。