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スーパー耐久シリーズ 第5戦「FUJI SUPER TEC」、ホンダアクセス主催の「Modulo Media HOURS」レポート
2017年9月2日 21:06
- 2017年9月2日 開催
9月2日~3日に富士スピードウェイでスーパー耐久シリーズ 第5戦「FUJI SUPER TEC」が開催されている。9月2日は公式予選が開催され、今シーズンからスタートした「ST-TCR」クラスでは、最も重い35kgというウエイトハンデを積みながら、「MOTUL DOME RACING PROJECT」の「Modulo CIVIC TCR」98号車がクラス2位、「Modulo Racing Project」のModulo CIVIC TCR 97号車がクラス4位となった。この予選終了後に、ホンダアクセスが主催する記者会見「Modulo Media HOURS」が開かれた。
会見には97号車の伊藤真一選手、幸内秀憲選手、道上龍選手、中野信治選手の4人と、98号車の黒澤琢弥選手、加藤寛規選手、そしてメンテナンスを担当する童夢の高橋拓也氏の3人が参加したので、発言順にコメントを紹介する。
伊藤真一選手
「富士は苦手意識がありまして、それを攻略しながら勉強しながら走りました。燃料が軽い状態で自分なりにどれだけいけるかなとやってみたのですが、ちょっといろいろと上手くいかず、ちょっと残念な感じでした」。
黒澤琢弥選手
「98号車は97号車に比べてマイレージを稼げていなかったので、予選ではアタックというよりも決勝に向けてのバランス取りをしつつ、クルマのパフォーマンスの底上げをするということが役割だったと思います。やっぱり予選のポールは獲りたいですけど、今回は10時間が終わったところで勝っているクルマに仕上げることが大事と思っています」。
幸内秀憲選手
「10時間耐久レースということで、クルマはロングを中心にセットアップを進めてきました。これまでは予選仕様の“こういう感じ”ということもやりながら、今回はタイヤなどはロング向きのまま、搭載燃料を減らして軽くすることだけでアタックしたのですが、その状態での一発走行の練習走行がちょっと不足していました。それが影響して、そんなにタイムが伸びずに、という結果でした」。
加藤寛規選手
「TCRという車両はスプリントレースから生まれた車両なので、それを10時間持たせながら走るということと、コースを走っているクルマの台数が多く、クラスも違いますから、そのなかでクルマをいたわりつつ、まわりのクルマとも当たらずいかにラップタイムを安定させることができるかが1つのポイントかなと思っています」。
中野信治選手
「加藤選手が言ったように、クルマを最後まで持たせるということを考えながら走ることと、4戦まで終わった段階でいろんな課題も見えてきているので、その課題をどういうふうにクリアできるかということについて、このあとミーティングを行なっていい方向に持っていきたいなと思っています。まあ、このマシンで10時間という長い時間を走るのは初めてですから、クルマもそうだし、タイヤもそうだし、いろんなものをいたわりながら確実に10時間を走りきることがなにより重要ですね」。
道上龍選手
「TCRマシンにとって、これだけ長い時間の耐久レースを走るのは国内では初めてのことだと思います。海外ではそういうこともやっているようですが、自分たちにはそのノウハウがないので、やってみないと分からない部分もあるんですが、10時間耐久レースはピット作業も回数が多いので、そこでミスがあればけっこう大きな差になってしまうのです。そこもメカニックさんとコミュニケーションを取ってやっていくことも大事じゃないかなと思います」。