ジャガー、6月発売予定の新型「XK」の予約受付を開始
5.0リッターのV8エンジンを搭載し、スーパーチャージャー付きも用意

XKR

2009年4月14日予約受付開始
1350万円~1650万円


 ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、スポーツカー「XK」シリーズ新モデルの予約注文受付を4月14日から開始する。発売は6月の予定で、価格は1350万円~1650万円。

 新型XKシリーズでは、通常モデル「XK PORTFOLIO」と上位モデル「XKR」の2タイプを用意。それぞれクーペおよびカブリオレを設定し、全4グレードをラインアップする。価格は、XK PORTFOLIOのクーペが1350万円、カブリオレが1450万円。XKRのクーペが1550万円、カブリオレが1650万円で、全グレードで右/左ハンドル車を用意する。

XKRXK PORTFOLIO

 エンジンは、XK PORTFOLIOがトルク駆動可変カムシャフトタイミングを搭載したV型8気筒 5.0リッターの直噴エンジン「AJ-V8 Gen III」を、XKRがスーパーチャージャー付きの「AJ-V8 Gen III R」を搭載。XKRの最高出力は375kw(510PS)/6000~6500rpm、最大トルクは625Nm/2500~5500rpmで、4.2リッターエンジンを搭載した前モデルと比較して、出力が23%、トルクが12%向上している。

 XK PORTFOLIOの自然吸気エンジンでは可変吸気マニホールドや低速トルクを向上させる「カムシャフト・プロフィール・スイッチング」を追加し、最大出力は283kw(385PS)/6500rpm、最大トルクは515Nm/3500rpm。前モデルと比較して、出力が26%、トルクが23%向上している。トランスミッションは両モデルとも6速ATを搭載し、ダイヤル式シフトセレクター「ジャガードライブセレクター」を採用している。

AJ-V8 Gen III Rジャガードライブセレクター

 エクステリアでは、新設計のフロントバンパーやボディーカラー同色のサイドパワーベント、バイキセノンヘッドランプ、リアLEDランプなどを採用。XK PORTFOLIOは19インチ、XKRは20インチのアルミホイールを装着し、電子制御による可変ダンパーを採用した「アダプティブ ダイナミクス」、ミリ波レーダで車間距離を検知する「アダプティブ クルーズコントロール」を搭載。XKRには、後輪左右間で駆動トルクを効率的に分配する「アクティブディファレンシャルコントロール」も装備する。

 インテリアでは、ドアパネルやセンターコンソールなどにソフトグレインレザーを採用。シートは、パーフォレーテッドソフトグレインレザーを表皮としたヒーター&クーラー付きの16ウェイ電動シートを採用し、XKRでは専用ロゴが付加される。このほか、ヒーター付きのレザーステアリングホイールやBowers&Wilkinsプレミアムスピーカーシステムなどを装備する。

サイドパワーベントと20インチアルミホイールリアLEDランプXKRのインテリア


(編集部:)
2009年 4月 9日