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ダイハツ、ターゲットはズバリ女性。新型軽自動車「ミラ トコット」デビュー

車両感覚が掴みやすいデザインで、使い勝手にこだわったアイテムを装着

2018年6月25日 発売

107万4600円~142万5600円

「ミラ トコット」

 ダイハツ工業は6月25日、新型軽自動車「ミラ トコット(Mira TOCOT)」を発売した。価格は107万4600円~142万5600円。

 トコットは、“TO Character(自分らしさの表現)”“TO Comfortableness(安全・安心、運転しやすさ)”“TO Convenience(使いやすさ)”の頭文字から着想を得た造語。軽自動車のベーシックモデルである「ミラ イース」同等の扱いやすいボディサイズで、若年女性エントリーユーザーをはじめとした幅広いユーザーに日々のモビリティライフをより安心して過ごせるようにという想いを込めて開発された。

 企画・開発にあたって近年の若年女性の感性の変化に着目し、ターゲットに近い女性社員で構成されたプロジェクトチームが企画に参画。ユーザー視点でのコンセプトや採用アイテムに関する意見を車両に反映させたという。

グレードエンジン変速機駆動方式価格JC08モード燃費(km/L)
L直列3気筒DOHC 0.66リッターCVT2WD(FF)1,074,600円29.8
4WD1,204,200円27.0
L“SA III”2WD(FF)1,139,400円29.8
4WD1,269,000円27.0
X“SA III”2WD(FF)1,220,400円29.8
4WD1,350,000円27.0
G“SA III”2WD(FF)1,296,000円29.8
4WD1,425,600円27.0
ミラ トコット L
ミラ トコット L“SA III”
ミラ トコット X“SA III”
ミラ トコット G“SA III”

 コンセプトに「誰でもやさしく乗れる、エフォートレスなクルマ」を掲げ、軽自動車としてふさわしい価格やコンパクトなサイズ感を追求。ボディサイズは3395×1475×1530mm(全長×全幅×全高。4WDモデルは全高が1540mm)で、ホイールベースは2455mm、最小回転半径は4.4mと、クルマを初めて購入する運転に不慣れなエントリーユーザーも気軽に安心して乗れるよう、扱いやすいサイズ感とした。

 スクエアなボディと水平基調のインストルメントパネルで、フードの先端が見やすく車両感覚が掴みやすい造形を実現。フロントピラーは角度を立て、ドアミラーをドアパネルに取り付けることで死角を少なくするとともに、水平なベルトラインでバックの際の後方視野を確保した。

 また、駐車時やすれ違い時に車両周辺を聴覚と視覚でサポートする、パノラマモニターとコーナーセンサーの両方を軽自動車で初めて設定。視認性の高い「Bi-Angle LEDヘッドライト(マニュアルレベリング機能付)」を全車に標準装備した。

 加えて、世界最小サイズのステレオカメラを採用した衝突回避支援システム「スマートアシストIII」のほか、誤発進抑制機能(前方)のソナーセンサーを搭載。全グレードにSRSサイドエアバッグ(運転席/助手席)&SRSカーテンシールドエアバッグ(前/後席)を軽自動車で初めて採用した。

スクエアなボディで車両感覚を掴みやすくしたほか、死角の少ないパッケージを実現
パノラマモニターはG“SA III”に標準装備。X“SA III”にオプション設定
コーナーセンサーは、全ての“SA III”グレードに標準装備
スマートアシストIIIを“SA III”グレードに標準装備
衝突警報(対車両・対歩行者)衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)の作動イメージ
車線逸脱警報機能の作動イメージ
誤発進抑制制御機能の作動イメージ
先行車発進お知らせ機能の作動イメージ
オートハイビームの作動イメージ
視認性の高い「Bi-Angle LEDヘッドライト(マニュアルレベリング機能付)」を全車標準装備
「デュアルSRSエアバッグ」に加え、「SRSサイドエアバッグ(運転席/助手席)&SRSカーテンシールドエアバッグ(前/後席)」を軽自動車で初めて全車標準装備

 車両はミラ イースをベースに、ダイハツ独自のボディ骨格構造「Dモノコック」を採用し、高強度高剛性と軽量化を両立。さらに、フロントフェンダー、バックドアなどに樹脂製パーツを採用して、さらなる軽量化を実現。2WDモデルで29.8km/L、4WDモデルで27.0km/LのJC08モード燃費とした。

 エクステリアは、角の丸い優しいスクエアボディが自然体で親しみやすく扱いやすいイメージを演出。対比してフロントとリアのランプやホイールが丸いアクセントとなり個性を表現した。

シンプルで“素”なデザインとしたエクステリア
LとL“SA III”の14インチフルホイールキャップ
X“SA III”の14インチフルホイールキャップ(「TOCOT」アルファベットエンブレム付)
G“SA III”の14インチ2トーンカラードフルホイールキャップ(「TOCOT」アルファベットエンブレム付)

 インテリアは、柔らかな丸みを持ち陶器のような質感で暖かみのあるセラミックホワイトのインパネガーニッシュを用いて優しく柔らかな印象を演出。シートは背もたれに明るいベージュを採用。シート座面には汚れが目立ちにくい茶色を配色した2色のコンビネーションカラーフルファブリックシートとした。

ミラ トコットのインテリア
天然素材を使用したベージュと茶色のツートーンシートを採用
LとL“SA III”のフロントセパレートシート(ヘッドレスト一体型)
X“SA III”のフロントセパレートシート(ヘッドレスト別体型)
G“SA III”のフロントセパレートシート(ヘッドレスト別体型/パイピング付)
室内高をミラ イースより30mm高い1270mmにすることで、ゆとりある頭上空間を創出
チルトステアリングを全車標準装備して、体格に合った運転姿勢をとれるようにした
運転席シートリフターはG“SA III”、X“SA III”に標準装備
LとL“SA III”に設定される単眼メーター
X“SA III”に設定される単眼メーター(盤面発光[ホワイトメーターリング付])
G“SA III”に設定される単眼メーター(盤面発光[メッキメーターリング付])

 使い勝手にも配慮され、ポケッテリアを手の届く位置に配置。スマートフォンの充電などができるUSB電源ソケットを2口装備するほか、身だしなみをチェックできる「バニティミラー」を運転席と助手席に採用。G“SA III”には「シートヒーター(運転席/助手席)」も搭載した。さらに、フロントウィンドウにIR&UVカットガラス、フロントドアにスーパーUV&IRカットガラスを採用するなど、日焼けの原因となる紫外線や暑さを生む赤外線を効果的に遮断する効果を持たせた。

手の届く位置にポケッテリアを充実させ、運転姿勢を確保しながら使い勝手のよさを向上
バニティミラー付のサンバイザーをX“SA III”とG“SA III”に採用
2口用意されるUSB電源ソケットは、X“SA III”とG“SA III”に標準装備
G“SA III”はフロントウィンドウだけでなく、フロントドアも「スーパーUV&IRカットガラス」となる
「シートヒーター(運転席/助手席)」はG“SA III”に標準装備
爪の長い女性でも操作しやすいように、バックドアオープナーはスイッチ式を採用

 ボディカラーには「セラミックグリーンメタリック」「ジューシーピンクメタリック」「サニーデイブルーメタリック」の新色を含む全8色を採用。さらに、新開発のシボとプリントを組み合わせることで布のような質感を実現したキャンバス地調の「デザインフィルムトップ(Dラッピング)」をルーフ、バックドアアッパー、フロントバンパーに貼ることで、個性的なアクセントを創出する。

セラミックグリーンメタリック
ジューシーピンクメタリック
サニーデイブルーメタリック
ブラックマイカメタリック
パールホワイトIII
プラムブラウンクリスタルマイカ
レモンスカッシュクリスタルメタリック
ファイアークォーツレッドメタリック
セラミックグリーンメタリック+デザイントップフィルム(キャンバス地調アイボリー)
ジューシーピンクメタリック+デザイントップフィルム(キャンバス地調アイボリー)
サニーデイブルーメタリック+デザイントップフィルム(キャンバス地調アイボリー)
パールホワイトIII+デザイントップフィルム(キャンバス地調アイボリー)

 なお、シンプルなベース車両に対し、個性を際立たせる「スイートスタイル」「エレガントスタイル」「クールスタイル」の3種類のアナザースタイルパッケージを設定。好みのスタイルにコーディネート可能とした。

アナザースタイルパッケージ(スイートスタイル)
アナザースタイルパッケージ(エレガントスタイル)
アナザースタイルパッケージ(クールスタイル)