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トヨタ、車両の挙動情報で路面の劣化状態を数値化。豊田市と道路保守点検に関する実証実験

実証実験を8月1日~9月30日の期間実施

2018年8月1日~9月30日 実施

実証実験の概要

 トヨタ自動車は、豊田市と共に道路の保守点検にコネクティッドカーから取得されるビッグデータを活用する実証実験を8月1日~9月30日の期間実施する。

 今回の豊田市における実証実験では、車両の挙動情報を分析する技術を応用して、路面の劣化状態を数値化することが可能になったとし、車両の挙動情報より算出した道路劣化の指標値と実際の路面状態との整合性をより広域の一般道で検証。豊田市の道路保守点検業務をより高精度かつ合理的に実施できるような行政サービスの支援に向けて、同技術の改善を図るとしている。

 具体的には、トヨタはコネクティッドカーにより取得した交通情報プローブや車両挙動データといった車両データをMSPF(モビリティサービス・プラットフォーム)上で抽出・ビッグデータ分析を行ない、道路劣化情報として提供すると共に実態との相関を分析する。

 豊田市は定期点検や日々の道路パトロールにより取得した路面情報を提供すると共に、本技術の道路保守点検業務への適用の可能性について検討を行なう。

 今後、トヨタはコネクティッドカーを活用した街や道路に関するさまざまな事象を検出する技術の向上を図り、自治体の行政サービスをサポートできるよう開発を進めていくとしている。