SUPER GT最終戦もてぎ、GT300は88号車 マネパ ランボルギーニ GT3（平峰一貴/マルコ・マペッリ組）がコースレコードでポール獲得

コースレコードでポールポジションを獲得した88号車 マネパ ランボルギーニ GT3（平峰一貴/マルコ・マペッリ組）

　SUPER GT最終戦「2018 AUTOBACS SUPER GT Round8　MOTEGI GT 250km RACE GRAND FINAL」（以下、最終戦もてぎ）が、11月11日～12日の2日間にわたってツインリンクもてぎ（栃木県芳賀郡茂木町）において開催されている。

　GT300クラスは波乱の展開となりランキング首位の55号車 ARTA BMW M6 GT3（高木真一/ショーン・ウォーキンショー組、BS）が予選10位に終わり、ランキング2位の65号車 LEON CVSTOS AMG（黒澤治樹/蒲生尚弥組、BS）が予選2位。俄然チャンピオン争いの展開が見えなくなってきた。そんな中でポールポジションを獲得したのは88号車 マネパ ランボルギーニ GT3（平峰一貴/マルコ・マペッリ組、YH）だった。

GT300は、シリーズリーダーの55号車が10位に沈み、ランキング2位が予選2位とシリーズチャンピオン争いは混沌とした状況に

88号車 マネパ ランボルギーニ GT3（平峰一貴/マルコ・マペッリ組）。平峰選手は初ポール

　GT300のQ1（予選1回目）は、チャンピオンの可能性があるランキング6位までの車両がQ2（予選2回目）へ進める14台の中にすべて入るという順当な結果になった。

　ランキングトップの55号車 ARTA BMW M6 GT3（高木真一/ショーン・ウォーキンショー組、YH）は2位で順当に通過、ランキング2位の65号車 LEON CVSTOS AMG（黒澤治樹/蒲生尚弥組、BS）が11位で通過したのに対して、ランキング3位の31号車 TOYOTA PRIUS apr GT（嵯峨宏紀/平手晃平組、BS）が14位とギリギリで、最後の車両がチェッカーをうけるまでヒヤヒヤさせられる状況になった。が、最終的にはギリギリ14位の座を守ることに成功し、あわや予選でチャンピオン争いから実質脱落という状況を避けることができた。

　ランキング上位が順当に残ったQ2では、明日のポールポジションを巡って激しい争いが展開された。特に、チャンピオンを争っているチームに関してはポールポジションを獲得すると1点が加算されるので、それが欲しいところ。

　だが、そのポールポジションを奪ったのはチャンピオン争いには加わっていない88号車 マネパ ランボルギーニ GT3（平峰一貴/マルコ・マペッリ組、YH）だった。88号車は1分45秒911というコースレコードをマークして、見事ポールポジションを獲得。これにより、チャンピオン争いをしているランキング6位までの勢力図は何も変わりなく11日の決勝レースに向かうことになった。

　チャンピオンを争う中で最も上位に来たのは、65号車 LEON CVSTOS AMG（黒澤治樹/蒲生尚弥組、BS）の2位。これに対してランキングトップの55号車 ARTA BMW M6 GT3はなんと10位に終わってしまった。なお、ランキング4位の0号車 グッドスマイル 初音ミク AMG（谷口信輝/片岡龍也組、YH）は予選3位となっており、ランキングで下にいる方が上位に来るという楽しみな展開になっている。

65号車 LEON CVSTOS AMG（黒澤治樹/蒲生尚弥組、BS）は2位。決勝のチャンピオン争いに期待

ランキング4位の0号車 グッドスマイル 初音ミク AMG（谷口信輝/片岡龍也組、YH）は予選3位

GT500、GT300ポールポジション記者会見

Q1を担当したマルコ・マペッリ選手

Q2を担当した平峰一貴選手

EBBROの早坂祐二氏よりEBBROポールポジション賞が贈られる