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警察庁、規制速度120km/hの試行。3月1日から新東名 新静岡IC~森掛川IC、東北道 花巻南IC~盛岡南ICで開始

他路線や他区間への拡大も検討

2019年3月1日 実施

新東名高速道路などで規制速度の引き上げを検討

 警察庁は、新東名高速道路 新静岡IC(インターチェンジ)~森掛川IC、東北自動車道 花巻南IC~盛岡南ICで行なっている規制速度110km/hの試行区間について、3月1日から現試行区間の規制速度を120km/hに引き上げる試行を行なうと発表した。

 同庁によると、これまで実施した規制速度110km/hの試行区間の交通実態としては、実勢速度は新東名高速の上下、死傷事故率は新東名高速の下りで上昇したが、他の区間では上昇は見られなかったという。

 また、利用者アンケート調査(試行区間通過後のサービスエリアで実施)によると、「約9割が試行があったことを認識している」「約8割が速度差への不安を感じていない」「約3分の2が規制速度引上げの他路線・区間への拡大を要望している」といった結果を得た。

 同庁では、今回の試行で一定の安全レベルを確保できたと判断して、規制速度120km/hの試行を実施。規制速度120km/hの試行に伴う交通事故実態や実勢速度の変化などを分析した上で、他路線・区間への拡大を検討するとしている。

2017年11月1日より規制速度110km/hの試行区間となっている新東名高速道路 新静岡IC~森掛川IC
2017年12月1日より規制速度110km/hの試行区間となっている東北自動車道 花巻南IC~盛岡南IC