ニュース

ホンダ、新部品を追加しない世界初のタンブル流強化技術をインド生産2輪車「Activa125」に搭載

従来モデルに対して燃費性能を10%向上

2019年7月 発売予定

インドで7月に発売予定の新型「Activa125」

 本田技研工業のインドにおける2輪車生産・販売現地法人であるホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッドは、6月12日(現地時間)に、世界初となるタンブル流強化技術を搭載した新型「Activa125」を発表した。発売は7月の予定。

「Activa110」とActiva125で構成されるActivaシリーズは、安定した品質とCBSといった先進技術の積極的な採用で、インド市場を代表するモデルへ成長。ホンダの2輪事業の根幹を支えているモデルとなる。

 今回、2020年4月以降にインドで生産される2輪車に適用される排出ガスの新法規「BS6(バーラトステージ6)」に対応するため、環境エンジン「eSP」をインドモデルで初採用。さらに、吸気ポートは鋳造一体で隔壁を設ける2層構造とし、ポート内の逆流現象を利用することで、新たな部品を追加することなくタンブル流を生み出す技術を世界初搭載した。これらの結果、Activa125はホンダの2輪車として最初のBS6対応車種となった。

Activa125のエンジン内部イメージ

 また、シリンダー内に発生する縦渦状の空気の流れであるタンブル流を生み出すことで燃焼効率を向上させるとともに、PGM-FIやアイドリングストップシステムの採用などと合わせて、従来モデルに対して燃費性能を10%向上。

 瞬間燃費や走行可能距離を表示する新設計のメーターのほか、LEDヘッドライト、LEDポジションランプを用いた最新のデザインを採用した。