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86/BRZレースの最終戦「第8戦岡山」クラブマンエキスパート、橋本洋平選手は7位フィニッシュ

まさかの予選21位からのジャンプアップ

2019年10月19日 開催

まさかの予選21番手からのスタートとなった84号車 橋本洋平選手

 10月19日、岡山国際サーキット(岡山 県美作市)で「86/BRZ Race 2019 第8戦 岡山国際サーキット」の第1ヒートが行なわれ、Car Watchで「橋本洋平の『GAZOO Racing 86/BRZ Race』奮戦記」を連載中のモータージャーナリスト 橋本洋平選手はクラブマンエキスパートクラスで7位でフィニッシュした。

 橋本選手は今季3回の優勝を果たすなど、第7戦もてぎ終了時点で125ポイントを獲得してトップのポジションをキープしているが、2位の水野大選手との差はわずか1.5ポイント。今季の86/BRZ Race最終戦となる第8戦 岡山で、今シーズンの勝者が決まる重要な1戦となった。

 橋本選手は18日の練習走行で上位のタイムを刻むなど、ドライバー、クルマともに上々の仕上がり。一方、19日は雨が降ったり曇ったりと戦略が難しいコンディションの中、計41台が出走する予選がスタートした。結果として、橋本選手のベストタイムは2分1秒512で21位、水野選手は2分1秒434で17位。両選手が中盤に沈むという波乱の展開となった。

 その理由を橋本選手に聞いたところ、「お互いに出方を見ていてコースに出るのが遅れてしまい、(スタート時は雨が降っていなかったが)ウェットコンディションになってしまった。この順位になったことでかえってプレッシャーがなくなったので、第1ヒートの決勝は前を抜くだけ」と、かなり落ち込んだようすを見せながら振り切れたようす。

 そして決勝レース(12周)の1周目、1コーナーで大きなトラブルはなく淡々と進行していくかに見えたが、水野選手がトランスミッションのトラブルでまさかのリタイア。一方、橋本選手は着々とレースを進め、5ラップ終了後の時点で11位まで順位を上げる。9周目に9番手まで上がってポイント獲得圏内に、さらに10周目に4番手を走行していた521号車の中島佑弥選手がストップするなど、最終的に7位まで順位を上げてフィニッシュした。

 20日の第2ヒートをもって2019年の86/BRZ Raceの正式結果が出る。その模様はまたお伝えしたい。