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タウ、Web上で完結する業界初の事故車買い取りサービス「オンライン事故車査定システム」説明会
3月初旬提供開始
2020年2月19日 19:00
- 2020年2月19日 開催
タウは2月19日、3月初旬に提供開始を予定している業界初のサービス「オンライン事故車査定システム」に関する説明会を開催した。
タウは、日本では廃車となってしまうような事故車、自然災害などの被災車両を買い取り、クルマが貴重で壊れても修理をして使う文化のある海外に向けて販売するという専門商社。1996年の創業以降、損害保険会社やカーディーラーといった法人取引を中心に事業を拡大し、今後10年は個人からの買い取り、あるいは海外での事業拡大を計画しているという。
今回発表した事故車買い取りの新サービスは、オンライン事故車査定システムでは、フロント、左右サイド、リア、ルーフの全5か所の損傷状況、エアバッグの展開数、足まわりの損傷数、エンジンが始動するかどうか、といった項目を入力すると査定が完了。買い取り価格が提示されるというもの。Web上でそのまま買い取りの申し込みもでき、個人情報の入力や車両写真のアップロードは価格の提示後に行なうので、気軽かつ手軽に査定できるとしている。
なお、このオンライン事故車査定システムはリリース時には水害車には対応しておらず、水害車は専用の「水害車売却シミュレーター」の利用が必要となる。
説明会では、タウ 上席執行役員 人事兼広報部長 藤久拓也氏があいさつを実施。続けて同社 執行役員 自動車営業部 コールセンター部長 川上大地氏がオンライン事故車査定システムの説明を行なった。
川上氏によると、事故車の売却には「早く現金化を行ないたい」というユーザーニーズがあり、対応スピードの速さが求められるという。そこで今回、買い取り価格の目安を通知する事故車売却シミュレーターに代わり、素早く手軽に買い取り価格を提示できるオンライン事故車査定システムを3月初旬に導入。このことにより、これまで実査定を行なってから手続き完了まで約2週間かかっていた日数を、約半分の1週間ほどに短縮できるとしている。
川上氏は、「クルマの見積もりに対するたくさんの電話や査定の立ち会いといった煩わしさを取り除き、どなたでも気軽にご利用いただけるサービスです」とオンライン事故車査定システムについて述べ、今後のサービス利用者数推移目標は「初年度の2020年は1450件、2022年には年間約1700件の利用を見込んでいます」とした。
また、クルマを売却したユーザーからのメッセージや写真と購入したユーザーからのメッセージや写真のやりとりをする「See You Again」というCSR活動についても紹介。
川上氏はこの活動の目的について「本来中古車業界は、以前のオーナーの痕跡を残さないのが常かと思います。See You Againではあえて、以前のオーナーがどんな人でそのクルマにどんな想いが詰まっているのか、また次のオーナーがそれをどのように受け止めているのか、それを開示することで売却する方にとっては事故によるつらい思い出の軽減になったり、世界とつながる喜びになったりすればいいなと考えております。また、次に購入される方にとっては、前のオーナーの顔が見える安心感や中古車の流通の透明性に寄与できればと考えております」と語った。
加えて、See You Againのメッセージは専用サイトにアップされ、メッセージに対する“いいね”の数によって、1いいね100円換算で世界各国の安心・安全なクルマ社会の実現を目的にしたチャリティキャンペーンを行なっていることも紹介された。