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DF1レーシング、ユーロナスカー2020のドライバーに三浦健光選手を抜擢

2020年4月15日(現地時間)発表

#48 DF1-MSM レーシングシボレー・カマロ(カラーリングイメージ)

 DF1レーシングは4月15日(現地時間)、マルコ・スティップモータースポーツとのコラボチームで戦うユーロナスカー2020シーズンのドライバーに、三浦健光選手を抜擢したと発表した。

 DF1レーシングとマルコ・スティップモータースポーツは、2019年にホッケンハイムでユーロナスカー(NASCAR Whelen Euro Series)でのパートナーシップを締結。2020年シーズンも同体制で参戦する。このオーストリアとドイツのジョイントチームは、48号車のシボレー・カマロでエントリー。ユーロナスカー唯一の日本人ドライバーとなる三浦健光をドライバーとして抜擢し、2020シーズンを戦う。

 三浦健光選手は、2017年にユーロナスカーに日本人として初めてスポット参戦し、2018年はチャレンジャートロフィーのシリーズウィナーを獲得。これまでに46回参戦して多くの経験を積み、ユーロナスカーをよく理解しているドライバーとしてDF-1 Racingに抜擢。マルコ・スティップの経験豊富なテクニカルチームは、三浦健光選手とともに今シーズンのタイトル獲得というゴールを目指すとしている。

三浦健光選手
三浦健光選手のコメント

 まずはじめに、これまでユーロナスカーの世界を教えてくれて、さまざまな指導をしてくれたアレックス・カフィさんと彼のチームに感謝します。2019年シーズンは全体的に低調で、何かを変えなければならないと感じていました。そこであらゆる可能性を模索しました。例えばそれはエンジニアの変更から、ユーロナスカー以外のカテゴリーまで幅広い可能性から考えました。そして最後の選択となったのがチームの移籍でした。昨シーズン、DF1は常に高いパフォーマンスを示していました。そして時には私のマシンとヒットしていましたが。DF1のレースウィークを通してのパフォーマンスに注視し、マシンを速く走らせる何かを持っていると感じました。それがこのシリーズの経験値によるものか、その時のドライバーのパフォーマンスか分かりませんでしたが。そして彼等には笑顔が多かった。それも長いシーズンを乗り切るには大切な事だと思い、思い切って移籍をしました。

マルコ・スティップ氏のコメント

 三浦健光とDF1Racingとのコラボを楽しみにしています。このコラボは関係する我々全員にとって有利に働くと信じています。三浦健光は経験を持つ良いドライバーで、これまでに彼も自分の能力の高さを証明してきました。彼の経験値とDF1 Racingのノウハウで成功を目指します。そして我々は更に強くなり、それ成果を2020年のこのシーズンで証明します。

DF1Racing ノルバート・ワルヒホッファー氏のコメント

 私達のチームにふさわしいドライバーを迎える事ができて大変に嬉しい。我々はレースのテクニカル面だけでなく、DF1として三浦健光選手の日本でのPRやマーケティング面を協力にサポートします。私達は彼がデビューした2017年から注目していました。彼は何度もトップ10入りの結果を出してきました。そして今年、三浦健光選手が我々の新しいプログラムにジョイントしてくれた事を大変に嬉しく思っています。ヨーロッパより健光選手をサポートする事はもちろん、我々は更に彼のマネージメントチームの意向に同意し、そのスタッフウェアにDF1タイガーのロゴを使う事を許可し、我々のチームをアジアにおいて幅広く認識される事に期待をしております。これによってアジアの多くのファンに認知され、ドライバーを呼び寄せるきっかけになることを望んでいます。そして2021年には48号車を完全にアジアンドライバーがシートを占める様にしたい考えております。

ユーロナスカー