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三菱自動車、「パジェロ」計1506台をリコール。制動時に走行が不安定になるおそれ

ロアアームの溶接に不具合

2020年5月14日 発表

 三菱自動車工業は5月14日、ロアアームの溶接の不具合により制動時に走行が不安定になるおそれがあるとして「パジェロ」計1506台のリコールを国土交通省に届け出た。対象車両の製作期間は2016年10月26日~2018年2月26日。

 不具合は前輪緩衝装置の右側ロアアームにおいて、溶接工程での部品の固定が不十分なため、溶接位置がずれ、溶接強度が不十分なものがある。そのため制動時の負荷により溶接部位がはがれ、走行が不安定になるおそれがある。

 改善措置として、全車両の右側ロアアームを良品と交換する。これまでの不具合件数は0件で、事故は発生していない。

 なお、2016年10月7日~2018年4月30日の期間、交換修理用部品として出荷されて組付けられた車両についても同様の改善を実施する。

改善箇所説明図